JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第59話「あんたこののまネコ騒動をどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、プールの塩素をかじる

脚本:國弘ニコルソン
監督:長嶋ニコルソン

あらすじ

 イランの北部で、おそるべき計画が実行されようとしていた。イラン軍特殊部隊を率いるモハマディ大佐(新克利)は、生まれ育った町にある廃坑になった炭鉱を利用して、減圧施設を併設した要塞を築いていた。そこでハサン中尉(浜畑賢吉)の指導の下特殊部隊たちは充分な高地トレーニングを積ませていた。全てはウランなどの核資源を持つ隣国の高地国家・タジキスタンイスラム勢力に加勢し、クーデターを起こして自国の領袖へと取り込む国家戦略に基づいており、周辺国家ひいては世界のパワーバランスを崩しかねない危険を孕んでいた。近隣でパイプラインの敷設工事にあたっていた江戸屋源兵衛(田崎潤)はこの情報をCIAから掴まされ、10両で捨三と嘉吉を通し彼らにこの計画の阻止を依頼する。果たして仕業人たちは遂行できるのか…しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

モハマディ大佐を演じた新克利氏はシリーズ2344作「必殺印玄人」で喫茶いんげんのマスター・トゥルー印玄を演じて以来の出演となった。

解説

 『ゴルゴ13』122巻に収録されたEP「ミッション・イン・ヘル」にそっくりなストーリーだが、予想外にちゃんとした時代劇に仕上がっている。時代考証も予想外に全く問題はないが、江戸時代に核兵器の開発技術があったかどうかに一抹の疑念が残る。この収録前後にドブ沢ゲル美氏は家庭内不和が原因の別居報道を週刊誌に書きたてられていたものの、演技上では全くそれを感じさせないプロ根性を見せた。しかしSNS上では「寂しいぴえん」等の弱気発言を連発、悪趣味ネット民は大いに沸いた。

廃坑の戦闘シーンではどこかで見たような狙撃屋が登場するもエンディングではノンテロップなので、おそらくエキストラ扱いである。まあこの人が何食わぬ顔で標的消すんだけど。

次回予告

構わないでください。私はもう、業を背負ってまで、それをすることは飽きたのです。これからはSDGsがポリコレの時代だし、BPOだって怖いのです。次週新必殺仕業人、ご期待ください。