JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第20話「あんたこのサブカル崩れをどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、紫禁城に思いをはせる

脚本:南谷ニコルソン
監督:渡邊ニコルソン

あらすじ

 新たな間借り人・前衛芸術家アッシュ之介(もう中学生)が居候してからというもの、離れには毎日サブカル崩れの若者が出入りするようになり頭を抱えている中村家。その面子の中に数日前押し込みに遭い皆殺しとなった呉服問屋加賀屋の下女おいね(高市早苗)から請け負った仕事の的・盗賊団「スパイダー6」の姿が。頭領の政(水島新司)は結構気さくな方で、休日にはボランティアに勤しむ篤志家と判明。これは前期必殺らしい展開になってきた、若い嘉吉と捨三が正義とは何かと難しい顔をして思い悩みつつ、ゼニのためと現実的な意見をやいとやと主水が提示して対立した矢先、副棟梁のスーパー悪人K(KAZUYA)が突然巨大化。政を含め江戸市民の半分を殺害し恐怖に陥れる。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

中村家に集まるサブカル崩れの青年たち。

解説

 西城秀樹の舞台衣装デザインを彷彿とさせる、盗賊スパイダー6の衣装が非常に印象的。この衣装がとにかく水島新司氏に似合っておらず、氏の出演シーン中共演者・カメラマン・山内ニコルソンなどのみんなとお日様が我慢できずにところどころで笑い声が漏れてしまっている。やいとやは今作で合計852人を仕置きしたが、そのうち400人くらいは顔が笑っていた。ちなみにこの回の脚本は大河ドラマ出川哲朗」用のものの流用という噂が一部ネットで流れたが、まあまあ真実。

スパイダー6の衣装は山内ニコルソンの叱責で、美術の原田ニコルソンが一晩で完成させたという。