JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第53話「あんたこの天ぷらのひらおをどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、制服姿に萌える

脚本:じまニコルソン
監督:松野ニコルソン

あらすじ

 女子校も冬休みに入り、正月の帰省で宇宙から帰ってきたせん・りつとともに新幹線で九州旅行と洒落込む主水。しかしそのころ黒田藩は城代家老の超濃厚コッテリ化学調味料味ラーメン信奉派・田中兼房(ヤバイ仮面)と、同じく城代家老のやたら食いにくいデカいゴボ天搭載軟めんうどん信奉派・杉山参究(修羅王丸)の二人の権力争いで内戦状態に陥っていた。一方、やいと修行の一環で偶々博多を訪れていたやいとやは、同業のブル左衛門(パラシュート部隊斎藤)に勧められためんちゃんこの味に感動し、その妻お舞(大田こぞう)とともに第三の麺勢力として名乗りを上げるべく尽力するが、田中、杉山の策謀により金のもち吉カンカン転売事件の濡れ衣を着せられブル左衛門は斬首、人気番組「福岡くん」は終了…主水とやいとやは、お舞の恨みを晴らすべく立ち上がったのであった。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

「必殺忠臣蔵のアレ、やたらツイッターでバズってたからああいうのやっときゃいいと思ったんだよね…」とは、山内ニコルソン談。

解説

 新必殺仕業人5クール目突入、正月一発目放送ということで出張ロケ回にして、福岡の苛烈なうどん推しによる民衆弾圧の史実を描いた意欲作。近年クオリティの質向上目覚ましい福岡メディアの上澄みを取ったキャスティングが光る。仕業人マシン6号で援軍に駆け付けた嘉吉と捨三と、巨大シャベリーマン(中島浩二)の空中戦はもはや時代劇とは言えず、家で視聴していた山内ニコルソンの母はトイレに中座したまま2時間出て来なかったという。

仕業人マシン6号との巨大ロボ対決シーンは多くの心ない殺ヲタにより「ブラウン館の怪物たち」以来のがっかり必殺と揶揄されている。

次回予告

思い起こせば、なぜこうなってしまったのですか。路傍の花でもいい、なんでもいい。とにかく華やかさが足りないことに気付いた男たちの慟哭、そして、選ばれたものとは。次週新必殺仕業人、ご期待ください。