第66話「あんたこの柴田恭兵をどう思う」
※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。
脚本:野上ニコルソン
監督:工藤ニコルソン
あらすじ
往診が夜中までかかり、日を跨いだころにくたくたで帰宅したやいとや。ふと自宅の前を横切る動物の影を目撃、はじめは狸の類かと思われたが目の辺りに白い筋が2本、尻尾には縞模様が見えそれはアライグマ(小泉純一郎)で、時代考証から外れている上特定危険外来種に指定された動物であった。在来種保護の観点から幕府に目撃メールをしたため、駆除要請をすると主張するやいとやに対し、時代考証から外れ生きる嘉吉はアライグマにシンパシーを覚え猛反発する。そのアライグマは獣の身でありながら呉服問屋御船屋の奉公人として真面目に働いていたが、旗本・武田(YOSHIKI)の召し物を外来種がいっぱいの池の水で洗ったことを主人・利兵衛(ダライ・ラマ8世)に咎められ、残念ながら外来種ということで池の水の泥と一緒に処分されてしまうことに…。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。
解説
アライグマ目撃のエピソードは最近流行の怪談動画風の演出で進められ、「これは仮にYさんという方が実際に見た話なんですが…家の前をなんだか、ばたばたばた、ばたばたばたと大きな獣が…」と人気怪談師の毛利ニコルソンによる情感たっぷりな語り口が楽しめる。なお放送は春で、真夏の怪談という訳でもなく単にやりたかっただけである。アライグマを演じた小泉氏はおなじみの台詞「感動した!」を様々な感情を込めて叫び鳴き声として各シチュエーションを完璧に演じ分け、視聴者の度肝を抜いた。
次回予告
気が付けば誰も忘れていたあの部屋。うっかり覗いてしまったその時、深淵の向こう側からもまた、何かが覗いていたのだ。って多分ニーチェが言ってた。次週新必殺仕業人、ご期待ください。