JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第65話「あんたこのザ・ちゃらんぽらんをどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、今時せがた三四郎に逢う

脚本:國弘ニコルソン
監督:蔵原ニコルソン

あらすじ

 嘉吉の長屋の貧乏所帯のあるじケータリング持ち帰り屋の酉蔵(インポッシブルひるちゃん)は小路の奥の藪の中で、何やら怪しげなピンがいっぱい刺さった洞窟を発見する。奥の方を覗くと水やら溶岩やらが溜まっており、さらにその奥には金銀財宝の類の光がキラキラと光っているのが見えるのだった。一攫千金をと飛びついた酉蔵だったが、うっかり先に溶岩の方のピンを抜いてしまったことが仇となり、奥の方から現れた牛頭奉行(今井健二)の斧によって財宝目前で一刀両断されてしまう。酉蔵の女房えいじ(お見送り芸人しんいち)に恨みを託された仕業人たちはこれに立ち向かうべく戦いに赴くが、戦闘開始直後というのに何も考えず早速現れた「48」のでかい敵の方に立ち向かおうとする主水。何やってんだ!下手か!俺にやらせろよ!と熱くなる嘉吉とやいとや…しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

美術の倉橋ニコルソンの手により京都の某山中に例の洞窟を完全再現に成功。「溶岩は塗料を混ぜた砂利を使いましたが、思ったほど固まりませんでしたね。それよりめっちゃ産廃処理に金がかかりました」(※出典「必殺シリーズマル秘史」高鳥ニコルソン著)

解説

 「ゑぼに~みかどの帰還」なる江戸時代中期の絵草子(作者不詳)を下敷きにしたという格式高めのストーリーとなっている。今作に限ってとにかく全編通して登場人物の知能指数の低い行動が目立つため、大変ストレスフルなエピソードとなっている。特にラストの主水とエイリアンクイーン(ぼる塾はるか)との一騎打ちのシーンでは、子供でも分かるような宝石パズルを幾度となく揃えきれずに時間切れを起こし、敵は倒したものの結果江戸が火の海に。一部火の海マニアから歓声が沸いた。

宝石パズルをなかなか揃えきれないシーンについて藤田まこと氏は「普段だったらなんてことないのにそうさせてしまう。何だろう、これがYoutubeでよく見るあのゲーム広告の刷り込みの恐ろしさなのかって」と語った。

次回予告

何ぃ?じまニコルソンの家の前をでっかいたぬきが通っただと?だったら新仕業人ではアライグマだ。在来種を決めてやる。在来種とは俺のことだ!次週新必殺仕業人、ご期待ください。