JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第39話「あんたこの時空念道波をどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、悩んでないで任せる

脚本:安倍ニコルソン
監督:長嶋ニコルソン

あらすじ

 上方相撲で敵なしの有望株と評判の米朝海(ロングコートダディ堂前)はお抱え力士となるべく憧れの江戸に上り、嘉吉の住む長屋に妻・おとき(金田朋子)とともに越してきた。嘉吉を含む長屋の皆の応援を受け勧進相撲で連戦連勝の旋風を巻き起こし、そして全勝で迎えた千秋楽の相手はハハ藩お抱えの横綱花嵐(花田なんとか)。彼は長らく横綱を務めてきたが衰えが目立っており、藩主西村瑞樹進(小峠英二)はその一番で勝ったものを来年からのお抱えとする旨を公言する。花嵐は行事伊之助(金田龍之介)と結託、花嵐は開幕一番伊之助の隠し持ったロケットランチャーを受け取り発射。爆風が立ち込める中花嵐に軍配を上げる伊之助。しかしその煙が収まると、まるで無傷の米朝海が不敵な笑みを構え、赤く光る怪しい目をして立ちつくし、そしてその体からは高エネルギー反応が…しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

その大胆なフォルムがインパクト抜群の花嵐。「目のやり場に困るのは心が穢れた証拠なんや…」と、桜井ニコルソン談

解説

 大相撲に関する知識がメガドライブ版「ああ播磨灘」しかない監督の長嶋ニコルソンが、おおよそその世界観を見事に映像化。三日の訓練で時空念道波をマスターした堂前氏には感謝しかない、と「必殺シリーズマル秘史」(高鳥ニコルソン著)のインタビューで応えている。最終的には標的がフセイン大統領(チャンス大城)になるとは誰も想像つかない、安倍ニコルソン得意のどんでん返しストーリー。今回のやいとや出陣の「うどんの謎解き占い」は少し強引かつ意味不明。

フセイン大統領に挑むかるびマックの米蔵(山岡しょうた)、地域振興券の政(太刀浦しょうた)。この後瞬殺された。

次回予告

その眼の奥に宿る冷たさは、何かを殺めたものである証か。誰にも知られぬ姿を持つ者同士、人知れず、人でなしどもが今ここに交わる。次週新必殺仕業人、ご期待ください。