JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第41話「あんたこのサッキヤルベンポルカをどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、戦士と魔王を退治する

脚本:野上ニコルソン
監督:工藤ニコルソン

あらすじ

 貧乏ながらもそこそこ笑い声の絶えない嘉吉の長屋では、おかね婆さん(アギーレ竹城)の娘みの(バブ山田)の初孫の死産以降どんよりと沈んでいた。そこに現れた虚無僧岳覚(佐野岳)の布教により、住民たちの間で「フィンランド教」が流行する。「フィンランドは幸福度ナンバーワンだし、学校では子供の自主性に任せてやりたいことをやってる。徳川の世はクソ!」等と悦に入ったSNS書き込みをするおかね婆さんを見かね、嘉吉はフィンランド教本部アカウント「岳覚|虚無僧とか副業やってる人」に殴りこむ。高福祉で知られる北欧だが消費税が非常に高く外食などするとバカ高いこと、厳しい冬はスポーツやらないとマジで娯楽がなくあとはメタルをやるしかない現状を書き込み応戦。80年代シティポップしか聴かない岳覚にクリーンヒット…しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

北欧のイメージシーンは山内ニコルソンの独断と偏見による演出がなされた。「外食めっちゃ高いってドラびでお一楽さんが言ってたんや、多分間違ってないんや…」

解説

 岳覚がフィンランドの現状に絶望し巨大化する展開は巨大化自体頻出しすぎとの声が上がり、新必殺仕業人ではこれを最後に巨大化作品は見られない。最後にふさわしく身長も10kmと頭が宇宙に飛び出している。時代考証を完全に無視したきらいのある嘉吉のSNSバトルは25話で炎上し使えなくなったものとは別のアカウントを使用し、放映後5分で特定され内容が内容だけに肯定的リプライが多く寄せられ、あっという間にフォロワーが35万人を突破した。

「10kmはやり過ぎましたね。本当に頭が宇宙に飛び出すと簡単に窒息するんだなって」とはドブ沢ゲル美氏談。

次回予告

それならばどうか、そのささやかな願いを聞き届けてくれませんか。チャンネル登録お願いします。木枯らしの夜に、そっと寄り添う二人の影。次週新必殺仕業人、ご期待ください。