JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第35話「あんたこの百合大正義をどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、のーてんカーに仰天する

脚本:村尾ニコルソン
監督:蔵原ニコルソン

あらすじ

 やいとやはなぜってことでもないのだけれど意味もなく熱血漢となり、捨三と熱い友情を語り合いながらビーナス屋にとぐろを巻きに現れる。すると嘉吉もいきなりレギュラーでもないのに何度も現れる小料理屋の女将おふく(フワちゃん)と愛し合っていることを表明し出す。全員が全員、わけもなく自分の過去や現状を熱く表明したい気分に駆られていた。そのころ主水は表稼業のスケバン刑事で、同じくどこかしらでへまをやって降格してきたというたきな(梅宮辰夫)と名乗る相棒と組むことになる。二人で密かに彼岸花をくわえたりして怒られながら、定町廻り奉行復帰を目指し手柄を挙げようと意気込んだものの、百合挟まり屋の真島(アイデンティティ田島)の策略でたきなはウィーンの音楽学校に留学してしまう。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

いきなりの百合展開に、大きいお兄ちゃんたちのボルテージは一気に高まったが、彼岸花の件でネットは炎上したという。

解説

 山内ニコルソンの勘違いで最終回として制作が始まり、その証拠にいったんBパートで全員死亡。脚本を執筆した村尾ニコルソンは最後まで最終回と勘違いしていた。村尾作品らしく「友情」「暑苦しさ」「突然掘られる過去」「唐突な設定追加」がてんこ盛り(※全部褒め言葉です)。嘉吉が苦い顔で回想していた、かつてかみのけ座星団一帯を統治したゴズール銀河帝国の皇太子であったエピソードは、使いづらかったのか(※これも褒め言葉です)今作で語られて以降特に掘られることはなく進んだ。

1カットだけ登場した嘉吉の過去。今後一切触れられることはなかった。

次回予告

どうしてあなたは解ってくれないのですか。帰る術をなくした女の迷い道、戻り道、そして高収入。次週新必殺仕業人、ご期待ください。