JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第15話「あんたこの硝子の要塞をどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、ラストコンサートする

脚本:じまニコルソン
監督:松野ニコルソン

あらすじ

 捨三が依頼された仕事は、大前田英五郎(神田隆)を仕置きすることだった。しかし有名な博徒である彼の居城は堅牢な要塞とも言うべき山の中。おまけに強化ガラスで四方を囲ってあり、仕業人への依頼を察知した英五郎は籠城戦を仕掛ける算段だという。嘉吉はここぞとばかりにゴルゴ13(デューク東郷)に狙撃を依頼することを思い立ち、彼とコンタクトを取るべくアメリカ合衆国アトランタの刑務所で終身刑に服す囚人マーカス・モンゴメリー西岡徳馬)に手紙を送ることにする。果たして、時代の差を乗り越えて手紙は届くのか?時代考証と作品世界の違いをものともしないゴルゴ13の銃弾は英五郎にヒットするのか。そしてさいとう先生と池波先生のどっちが先に怒りだすのか。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

大前田英五郎の居城は某所のラブホテル跡を使って撮影されたという。

解説

 さいとう先生・池波先生・FCとらの会会長の順番でスタッフ一同こっぴどく怒られた伝説の回。最初の30分間、ひたすら主水がネクターを見つめる画面の中話が進む異色の演出は高坂ニコルソンによるもの。このとき使用されたネクターは、不二家のももネクター350ml缶であった。なおこの回で中村家の間借り人であったなめくじ4匹が降板。「あまりにも人気がなかったため」とは山内ニコルソン談。実際部屋にナメクジが侵入してる風情にしか見えなかった。

撮影は実際は30時間に及び、流石に疲労困憊の藤田まこと氏。