第16話「あんたこのプラズマの仕業をどう思う」
※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。
脚本:吉田ニコルソン
監督:松野ニコルソン
あらすじ
年に一度の大奥の畳替えにあたり、大奥年寄千歳(中尾ミエ)は畳職人平次(氷川きよし)を捕らえ、情事の果てに証拠隠滅のため殺してしまう。翌日河原で死体となって見つかった平次と将来を誓い合っていた女子高生おこう(マイケル・ジャクソン)は、平次の死因をプラズマの仕業と断定した奉行所の判断を不服とし、晴らせぬ恨みを晴らす裏稼業への依頼を果たそうとするも、その接触方法の手掛かりが見つからない。同じクラスの主水はそんな彼女を励まそうと「西陽の当たる部屋」の踊ってみた動画を撮影、何の気なしにTIKTOKにアップしてみるとこれが大バズり。気が付けば世界中のインフルエンサーたちが「西陽の当たる部屋」で踊り始め…しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。
解説
必殺シリーズの伝統ともいうべき大奥潜入回。毎回あらゆる趣向を凝らす楽しみな潜入方法だが、今回はどこでもドアを使用といういまいちな潜入方法。大奥回名物の御庭番レオタード忍者たちは全員投石で気絶、千歳に至っては寝ているところに「えい」と首筋にチョップしただけなど、仕置きの的があきらかに死んでおらず今シリーズではワーストの部類に入る作品と評さざるを得ない。主水が指を無意味に高速で動かすCパート冒頭など、ところどころに見るべきシーンもあるのだが。