JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第24話「あんたこの地下鉄七隈線をどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、サークル勧誘に引っかかる

脚本:國弘ニコルソン
監督:工藤ニコルソン

あらすじ

 材木商・木曾屋(ジョージ・ベートーベン)は買い占めた木材の高騰をねらい、町火消のフラワードリーム組と結託して貧乏人が多く住むあめんぼ長屋に火を放つ。焼け出された無辜の住人達の頼みを聴き入れ、500両の裏の仕事が江戸屋源蔵(田崎潤)のところに舞い込む事になるものの、銭形平次中村吉右衛門)、大岡越前加藤剛)、暴れん坊将軍松平健)、そしてシュガシュガルーン鳥肌実)など公儀の有名どころから魔法の国までがこの木曾屋の件を狙い動き出しているのを察知していた。しかし手を引けば裏稼業の沽券に関わると考えた江戸屋は、それならばアイツらに投げた方が面白いことになるだろう、と捨三を通じ仕業人にこの仕事を丸投げする。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

町火消のフラワードリーム組・翔大(丸岡ともや)。

解説

 必殺シリーズ上「最終回でもないのに大金が発生する大仕事はたいてい結局もらい損ねる」の基本を忠実に守った作品だが、今作では暴れん坊将軍銭形平次以下との合同打ち上げに誘ってもらえるというちょっとしたご褒美が発生する、粋なラストとなっている。福岡市西南部に地下鉄を開通させるシーンでは実際にこれを建造したが、突貫工事が原因で博多駅近くで大規模道路陥没が発生し、アッシュ之介演じるもう中学生氏が行方不明になり降板。氏は一か月後何食わぬ顔で地底から帰還した。

撮影後、一週間で復旧された陥没現場。