JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第54話「あんたこのラ行変格活用をどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、レティクル座行超特急に乗る

脚本:保利ニコルソン
監督:長嶋ニコルソン

あらすじ

 「…なんかレギュラー陣男しかいないんじゃないですか?嫌だねェ~」というやいとやの一言から、女子限定の緊急オーディションを開くことになった仕業人たち。殺し屋志望、探索志望ともに仕業人だけに渋めの雇用条件と、この江戸時代の考証を軽く無視した雇用機会均等法の波が障害となるも、英語しか話せないが大学を設立して悪人を葬るおうめ(津田梅子)、鎌倉武将をけしかけるダイナミックな殺しを展開する政子(北条政子)、Youtube10万人フォロワーのオニナッツ(鬼塚夏美)、なんだか馬の耳が生えてるタイプの女仕業人・ゴールドシップ上田瞳)などの魅力的な面子が最終選考へと進む。その時、富士山の火口から怪獣奉行(今井健二)が出現し江戸は火の海になり、実戦で選考する羽目に陥る仕業人たち。果たして誰がレギュラーの座を射止めるのか…?しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

オーディションでは歌(中尾ミエの歌ういつものアレ)、ダンスなどの審査が行われたが、その後の作風への影響は全くと言っていいほどなかった。

解説

 新必殺仕業人開始1年以上経過して「なんかこのチーム、男臭くね?」と仲川ニコルソンが気付いたことにより、探索メンバーに女性レギュラーをようやく増員決定。結局資金力と政治力を駆使した探索能力を買われたあの旅籠の女将(アパホテルの社長)に決定した。また今作は自然薯をいかに折らないで掘るかを丹念に追った素晴らしいストーリーとなっており、ラストで掘りあがった2メートル近い立派な自然薯を車のトランクに入らないからとバキバキと折っているのは監督・長嶋ニコルソンである。

唖然とする農家の方を尻目に「ん~、だって入らないでしょ、トランク」と屈託のない笑顔で話す長嶋ニコルソンは、間違いなく大物でしたねとは山内ニコルソン談。

次回予告

思えば、あんなことが出来たらと思うことがあった。幾つもの夜を思い出し、瞼に浮かんだあんな夢、あんな風景、あんな思い出。みんなみんなみんな全て叶うのか、不可思議な懐。次週新必殺仕業人、ご期待ください。