JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第32話「あんたこの鉄筋不足をどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、迫る炎にひるむ

脚本:保利ニコルソン
監督:長嶋ニコルソン

あらすじ

 視聴者も知らないうちに500両の仕事に成功したやいとやは調子に乗り、西早稲田の方に2軒目の自社ビルを建てる計画を立てていた。その方位を診てもらおうと江戸で一番の評判の占い師・百閒(菅貫太郎)を訪ね、そこで知り合った新進気鋭の一番弟子アマンダ(ジェニファー・ロペス)とすっかり意気投合する。しかし百閒はテレビ・ラジオのレギュラー数本、占い本は出す毎大ヒット、Youtubeチャンネルは1億再生と日に日に評判が高まるアマンダのことをよく思っておらず、ついには嫉妬心からSNSで「アマンダの着けてるペンダント、何とか協会のじゃねwww」と投稿、そのデマが広まったアマンダはショックで徳島大学医学部に入学してしまう。彼女からのDMで事の真相を知ったやいとやは、自らを含めこの状況のあまりの時代考証のなさに怒りを燃やし…しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

時代考証のなさと防護服着用義務に怒りを燃やすやいとや。

解説

 この回の登場人物全員は劇中ずっと防塵防護服+防塵マスク姿で登場、これについての理由は劇中でも一切説明無し。百閒を仕置きし帰宅したやいとやが、静かにアマンダのことを思い出しながら「よく当たる!アマンダの最新江戸ごよみ占い」の新書をめくり明日の運勢を占うシーンなど、普通に撮ればまともなシーンも全部台無し。なお百閒の占い通りに立てた2号ビル「シャトレーゼ又右ヱ門」は鉄筋不足で取り壊し命令が出され、折角入居し新装開店した嘉吉のビーナス屋も3日で立ち退きの憂き目に。

当然のごとく殺しのシーンも台無し。スチール写真はほぼほぼ何らかの災害現場である。