JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第33話「あんたこの青年センターをどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、環境破壊に一言物申す

脚本:松田ニコルソン
監督:松野ニコルソン

あらすじ

 やいとやはここ数日岡引・政(阿藤海)に付けまわされていた。直近の会津屋(広瀬真知子)殺しの仕事を見られていたのではという疑惑から主水は、嘉吉にやいとやの始末を命ずる。しかし嘉吉がやいとやの寝込みを襲ったところ、その正体はやいとやではなく実はやいとやの弟分(ピエール瀧)であった。そこで嘉吉と弟分の間で争いが起こり、嘉吉は相手を刺し殺す。そこへ丁度やってきた政によって二人は取り押さえられ、政は自らの手で二人の首を切り落とす――このように、政自身の手で直接手を下すことで、主人公の内面における殺人衝動を描き出すことができるわけだが、「主人公が自らの手で人を殺す」こと自体を目的とするならば、このような描写は必ずしも必要ではない。むしろ、直接の手出しを避けた方が効果的でさえあるだろう。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

しかしそんなストーリーとはまるで関係なく、体長50メートルの巨大ゴリラ(明智球八)が出現した。

解説

 極上のしっかりしろい脚本が上がってきたため、豪快に破り捨てつつストロングゼロ片手に2時間で山内ニコルソンが奮闘、結局8割をAIのべりすとに書かせたとされている(エンドテロップではいつもの「松田ニコルソン」)。いつまでたっても悪が出て来なかったので、中盤で体長50メートルの巨大ゴリラ(明智球八)を出現させてなんとか体裁を整えている。なお嘉吉の死は当然のごとく巨大ゴリラ登場時点でうやむやとなった。

切り落とされた首を掲げ「火の海になった江戸の前には、時代考証やストーリーの整合性なんてどうでもいいんだ!」と熱い台詞を放つ嘉吉が印象に残る。