JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第26話「あんたこの母艦破壊指令をどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、風船おじさんにひやひやする

脚本:石堂ニコルソン
監督:大熊ニコルソン

あらすじ

 江戸に謎の巨大ロボ(佐々木剛)が飛来、立ちどころに江戸は火の海となる。徳川将軍(西田敏行)によるしっかりしろい依頼で殺しを引き受けた仕業人達は、演者が佐々木剛ということから弱点は依存気味の母親と看破。見事マザーロボ(小山明子)を破壊しなんとかこれを撃退するが、それらを送り込んだ宇宙人・一発のトド松星人(石堂ニコルソン)から「このまま帰還しては宇宙侍の一分も相立たず、よって明日夜果し合いを申し込みたく候。折角遠路はるばる参ったのですから、存分に、たっぷりと、心行くまで果たし合わせてもらいます」と決闘を申し込む書簡が仕業人に届けられる。触手型の星人であり、特技は一発妊娠のトド松星人に受けて立つ主水は果たして無事で済むのか?しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

江戸上空を浮上するロボを熱演する佐々木剛氏。

解説

 同時期放映の「ウルトラマンゼンジロウ」執筆に疲れたシナリオライター・石堂ニコルソンが必殺に復帰、そして自ら出演という怪作。映画「必殺仕掛人・梅安二重惑星」以来の一発のトド松星人役を実に楽しそうに演じた。同心服にしときゃいいのにわざわざ女子高生の格好して現れた主水との決闘のシーンでの最後の台詞「あぁ~ん、そこじゃないってばぁ~!」はどちらが発した声なのか、そことはどこにあたるのか演者・関係者間でも謎。

果し合いのシーンはおなじみのロケ地・通称「酵素」で行われた。