JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第58話「あんたこのパリパリピーマンをどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、すてきな仲間と意気投合する

脚本:じまニコルソン
監督:松野ニコルソン

あらすじ

 主水のクラスの担任にしてネオ太秦女学院の数学教師成川(秋山仁)は算術の師範としての顔があった。担任であるが故、主水が奉行所から派遣された隠密の一種であることを知った彼は、さらに得意分野である統計分析を駆使することにより「主水と仲良くなった同心、あるいは同業者たちはかなりの確率で殺される」傾向を発見してしまう。さらに、それまでに非業の死を遂げた同心、岡っ引き、与力の類をスーパーコンピューター無空波」で分析しているうちに、電子空間内でデジタル奉行(今井健二)が誕生し、ギガファイル便の「お兄ちゃんはおしまい」の広告に触れて暴走。成川は女子中学生に作り替えられ、さらに人工衛星からのミサイル攻撃で江戸は火の海となってしまう。果たして巻き添えで女子中学生の姿になった仕業人たちは、電脳空間上のデジタル奉行にどう立ち向かうのか?そこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

時代劇であることこそ放棄したが、電脳奉行によって作り替えられた世界をアニメ演出に逃げず実写であることを放棄しなかった点は多少微妙に評価された。多分。おそらく。

解説

 時代劇であることをうっかり忘れることは多々あった新必殺仕業人だが、この回に至っては完全に時代劇であることを放棄しているため、2ch時代劇板では実況スレ12本を消費するほどの殺ヲタの怒号が飛び交った。今作で一番時代劇していた火の海になる江戸の描写は脚本を担当したじまニコルソン氏の妻のリクエストによるものらしい。完全に収拾がつかなくなったためDパート突入直後に映し出された「ここまでの話はなかったことにしてください」の書画は糸見渓南直筆の渾身の作。

このシーンの直後、書画「ここまでの話はなかったことにしてください」が大写しとなり、各種SNSのハッシュタグおよび2ch時代劇板の怒号は最高潮となった。

次回予告

地下深くに広がる地獄の戦場。潜入不可能と言われるその要塞に、単身立ち向かう我らが仕業人。果たしてこの地獄の任務を完遂することは可能なのか。次週新必殺仕業人、ご期待ください。