JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第11話「あんたこのURデヴィ夫人をどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、編集長に説教される

脚本:村尾ニコルソン
監督:蔵原ニコルソン

あらすじ

 捨三の洗い張り小屋に、儀助(大木実)率いる行きずりの盗賊一味がアジト構えようと乱入し居座ってしまう。漆相場で一儲けしたと評判の立つ会津屋(ミスターちん)に押し込む目論見を立てているところに、捨三に裏の仕事を依頼しようとした小間物屋の主人、ブルルンゴルダェヴォルドスゥッミトレア(宮本亜門)がやってくる。そして彼と盗賊は今やってるソシャゲ「津川雅彦娘」の話で意気投合して酒盛り。儀助が試しに引いた10連ガチャで「UR鳶辰」「UR権の四郎」「URデヴィ夫人」3枚が同時に出て、あまりの盛り上がりに捨三と嘉吉もついに身を乗り出して仲間に加わりすっかり意気投合、追加のビールをコンビニに買いに行く。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

ガチャの大当たりは偶然撮影されたもの。出演者の手ぶりが驚きを物語っている。

解説

 せん・りつが傘張りの出稼ぎのため宇宙に飛び出すシーンは、初の太陽系外の惑星プロキシマ・ケンタウリbでロケーションが行われ当時としては話題になった。あまり前例のない無重力での時代劇の殺陣は宍戸ニコルソンが担当し、幻想的な映像に仕上がっている。撮影・高坂ニコルソンは「僕と彼とも木星圏の出身でね、よく二人でエウロパの甲殻生命体の話で盛り上がった。そういうところが活きたのだと思う」と語っている。また盗賊一味は実は全員犬。

あまり前例のない無重力での時代劇の殺陣。