JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第12話「あんたこの切り抜き職人をどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、ボクシングを観戦する

脚本:猪又ニコルソン
監督:松野ニコルソン

あらすじ

 四代目スケバン刑事主水の同僚・ゆみっぺ(碇ゲンドウ)が仕業人であるとして一人の男を捕らえた。下手人とされたのはYoutube切り抜き職人・定吉西川きよし)で、偶然仕業人チームの殺し現場にいたことが知られてしまったらしい。しかしなぜその現場にいたかは訳ありであるらしく、定吉の妻およう(横山やすし)は捨三に仕業人とも知らずそのことを打ち明ける。早速洗い張り小屋の壁に設置されたレバーを引き、おもむろに開いた地下室の階段を降りる捨三。地下に現れた指令室の椅子に座り、光る眼鏡を装着しつつ主水とゆみっぺの通う女子高に向け核攻撃ボタンをスイッチオン…しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

主水の通う女子高のロケは、撮影所近辺にあるネオ太秦中学校で行われた。

解説

 主水とゆみっぺの対決はまさに名勝負。お気に入りのコスメを挙げながらギャル語で駄弁るだけ、演技もなんもあらへんはずなのに藤田まこと氏の顔はひたすら辛く、そして青かった。他シリーズと比較してドライな作風と評判の仕業人らしいエピソードとして評価の高い回である。なお、この回のみエンディング曲は田原俊彦の「ブギ浮ぎI LOVE YOU」だが、これは単に録音・鈴木ニコルソンの手違いらしい。

ゆみっぺ(左)を演じる碇ゲンドウ氏はトレードマークの髭を剃り上げての熱演となった。