JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第10話「あんたこのデリシャスパーティーをどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、宇宙でようかんをのどに詰める

脚本:安倍ニコルソン
監督:松野ニコルソン

あらすじ

 やいとやが往診に訪れる女郎・お七(ジョージ・ベートーベン)にはある重大な秘密があった。実は彼女はベルベル城代家老・アファド・アブドラ(ウォルフガング・アマデウスモーツァルト)の奥方・お七の方であり、マスコットのイネイネ(吉田日出子)の力でプリk…もとい女郎に変身するのだった。夫のアブドラは不能者であり、その欲求不満が彼女の装着するゴールドキャットウォッチに蓄積されるとゴールドキャットパワーが溜まり派手なエフェクトで変身することができるのだ。しかしアブドラが葛飾北斎(やしろあずき)の新作「巨大蛸と大八車の組み合わせ」を見た途端15年ぶりに激しい劣情を催し…しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

変身したお七。多くの大きいお兄ちゃんたちのトラウマとなった。

解説

 久々に殺しのシーンで主水がレーザーを発射。撮影所近隣の二〇世帯が一時避難を余儀なくされ、消防署にこっぴどく怒られる騒ぎとなった。またこの回限りで披露された、嘉吉の通称「スリーヒントクイズ殺し」はまさに必見。観た人にしか説明がつかないあの何とも言えない宇宙刑事シャイダーの不思議時空みたいなエフェクトは、信じられないことに一発撮りであるということが当時のTV雑誌の取材で明らかになっており、ロケ地として使われたキャバレー・ベラ実はこれが原因で完全な更地となった。

この時、消防車も間違えてレーザーを発射し失笑を浴びている。