JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第44話「あんたこの数学的帰納法をどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、サイバーな気分になる

脚本:じまニコルソン
監督:松野ニコルソン

あらすじ

 捨三による招集がひと月ほど途絶えている仕業人チーム。その捨三の洗い張り屋もここ三日ほど開けているところを見なくなったという話を嘉吉は訊きつける。洗い張り小屋の地下スペースでは、切絵師寅吉(下元年世)依頼の殺し(※40話参照)の的で、仕業人マシン2~4号の開発するまで帰れま10という計らいで命を永らえた蘭学医原田玄庵(清水紘治)が閉じ込められた状態で作業に没頭していたはずで、悪い予感のした嘉吉が小屋に押し入ると、地下では完成した仕業人マシン6号(フワちゃん)を背に捨三と玄庵が難しい顔をして酒盛り中。「新必殺仕業人、こんなんでよかったんすかね…」「いや、俺はね?もうちょっと時代劇寄りで行った方がいいと思いますよ?」「でも松野さんがなあ…」「頼まれたらなんでもカット割って撮っちゃいますからね…」。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

「当時は本気で帰り道がわからなかったんですよ。出口がわかんなくて…」とは、フワちゃんの談。

解説

 なかなか撮影所から帰ってくれないフワちゃんを素体に仕業人マシン6号が完成、特技は飯テロとSNS炎上と北九州市観光大使という時代を感じさせるスペックで活躍したことは周知の通り。監督松野ニコルソンはこの頃家族の影響でSPY×FAMILYに激ハマりしており、ふんだんにそれっぽいカットを割って「松野はん、そのカット要ります?」と何度も怒られた。全編を通して後ろのほうでもくもくと黒い煙が上がっており、エキストラが泡を吹いて倒れているのがみられるが、詳しくは不明。

「黒煙が上がってる!って近所の人から通報があって、せっかくフワちゃんが張り切ってたのに…」とは、松野ニコルソン談

次回予告

これが私、と言いたかったのは誰なのか。これが夢でないのならば、せめて今夜は許してください。私は一夜のうちに散る、花一輪。次週新必殺仕業人、ご期待ください。