JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第46話「あんたこの世界三大珍味をどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、スタジオ録音する

脚本:よしだ しょうた
監督:松野ニコルソン    

あらすじ

 江戸に巨大なピラミッドが出現し、同時に密林の王者(坂本竜馬)としゃもじを曲げる少女(津田梅子)も出現したとの報が奉行所に寄せられる。奉行所の方も南が扱うべきか北が扱うべきか一同頭を抱え、結局四代目スケバン刑事の主水に丸投げされてしまう。女子高生下っ引きのどっきゅん(亀石征一郎)を引き連れ、ピラミッドの前でチーズハットグを食べながら韓流アイドルの話で盛り上がっていると、不意に怪しい月の光によって井上陽水(菊沢将憲)も時空を超えて現れる。ギターをかき鳴らしながら、なんの脈絡もない字余りの歌詞を早口で言いすぎて舌を噛みちぎる陽水。広い海の鯨と暑い国の象、薬漬けにされた痩せた病人、機関銃の弾丸を巻いた兵士たちの恨みはどこに向かうの…この恨みを通りすがりの仕業人に頼むにはいったいどうすればいいの…今、あなたにGood-Bye。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

「なんでまたピラミッドなんか出したんやろな…様式美ってやつかな…それとも、もはや自己中毒ってやつかな」とは山内ニコルソン談。

解説

 この回は脚本家と現場の間で衝突がおき、結局撮影所近所のネオ太秦小学校の小学生よしだしょうた君の作文を脚本として採用したため、出陣のシーン以降特に説明もなくよしだ君のパパが混じっており、親のコネを使った陰湿なパワーハラスメントで密林の王者を仕置している。また作文は実際はほとんど父親が執筆しており、キヨシローの上っ面と末期長渕剛の歌詞をツイッター政治談議で煮込んで子供口調で書いたような代物で、数年後しょうた君の反抗期は壮絶を極めたとか。

舌をかみちぎるほど熱唱した井上陽水を演じた菊沢氏はその後東京進出、「ネズラ5000001」でネズラ本体役を熱演し特撮ファンの度肝を抜いた。

次回予告

あの人のためなら私は何でもする。海を見れば飛び込むし、4カドの峰は外さない。焼きそば5連食だって構わない、食ってみな、飛ぶぞ、赤影参上。次週新必殺仕業人、ご期待ください。