第30話「あんたこの時間厳守マンをどう思う」
※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。
脚本:チョゲ野ニコルソン
監督:松野ニコルソン
あらすじ
江戸屋源蔵(田崎潤)の使いの者(妹尾友信)が捨三の洗い張り小屋にやってきた。すわまたしても抗争かと冷や冷やしていると、なんと闇の稼業親睦会のお誘いが。大江戸温泉物語で豪華料理で大宴会、純烈(ゴスペラーズ)のリサイタル付きで、殺しの技自慢などで盛りあがる他裏稼業一味。普段貧乏な仕事を請けしみったれている上、離れたところの敵を倒す技がない仕業人チームは何とも居心地が悪い。しかしそんな矢先夜烏の辰吉(石橋蓮司)一味が奉行所と内通していて、町方によってすっかり囲まれてしまう。辰吉はこの後開かれる下ネタカラオケ大会がとてつもなく嫌、という子供じみた理由で仲間を売る蛮行に出たのだった。仕業人チーム唯一の得意分野である下ネタカラオケ大会が…このままでは中止だとぉ!久しぶりにやいとやのシャウトが冴える。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。
解説
スーパースターに転職した出戻り銀次の「世界に一つだけの花」熱唱の中行われる、辰吉一味の舞台上殺しが見どころ。異次元にぐんぐん飲まれながら見得を切る石橋蓮司氏の姿は割とトラウマレベル。石橋氏は三日後京阪電車で坂本から始発で帰ってきた。取り囲んだ町方は本当に下ネタカラオケ大会のみこっぴどく怒って帰って行くなど、「下ネタはよくない」「人類は愚か」「壺政権を許さない」を執拗にアピールする胡散臭い脚本に監督松野ニコルソンは一言、「難しいホンはみんなワイに回ってくるんや…」。