JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第45話「あんたこの驚きの安売り価格をどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、アメ公シネマワールドに行く

脚本:野上ニコルソン
監督:松本ニコルソン    

あらすじ

 若い女性の患者がここひと月の間に妙に増えており、そのほとんどがほど近いおたふく長屋の住人たちであることに気が付いたやいとや。気になって長屋に向かってみると一角から何やらもくもくと黒い煙が上がっており、住人に訊くとその部屋にどこからともなくやってきた浪人・永井アクセルホッパー之進(村井国男)が住みついてからのことだという。もしかしたらイルカが死んでいるか毒ガスの類ではないかと訝しんだやいとやは捨三と相談、早速カナリヤの入った籠を掲げて永井の家に突入した捨三だったが、いつまでたっても帰ってくる気配がない。心配したやいとやが恐る恐る永井宅を覗くと、虎じまのビキニを着た女の子(上坂すみれ)が空を飛びながら「うちが捨三だっちゃ!小林製薬の糸ようじ!」などと叫びながら、永井に電撃などを喰らわせいちゃいちゃして…え、何あれ捨三!?しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

渡辺篤史氏曰く「2週間ほどで元に戻ったんですが、その間に免許更新を予定してたんで、2年間写真がめんどくさいことになりましたね。目の保養にはなりました」

解説

 前回の撮影中の謎の黒煙のため渡辺篤史氏とエキストラと近隣住人55人ほどが上坂すみれに変身してしまったため、折角ならばとこの怪現象を利用して作った回で、TSF愛好家の間では再放送の録画、収録DVD、ベータ版の録画までは収集しない者はモグリと言われる傑作。捨三と上坂すみれブラック(元は津川雅彦)の間に挟まろうとした永井に対する、黒焦げになるまでの電撃とやいとや渾身の5本針での仕置きは圧巻。結局黒煙の正体は謎のまま数日して全員元に戻り、大いに世間を落胆せしめた。

津川雅彦氏は「あの時は面白いんでデヴィ夫人ちに行ってな、まあ色々楽しんだよ。不義密通にならんしな!」とご機嫌なエピソードを語った。

次回予告

謎の老婆が川沿いで笑っているのは何故なのか。きっと誰かがふざけて謎の老婆の真似をしているだけなのか。人を傷つけ、いまに貰えるノーベル賞。次週新必殺仕業人、ご期待ください。