JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

義父の初盆


 昨日義父の初盆に出席してきました。
 当然の話ですが末っ子の頼りない旦那という超末席です。
 なのに芸事なんてやってるから地声が馬鹿でかくて、子供の世話焼いたりするものだから義母から
 「あんたはそんなに世話焼かんでいいから」
 とやたら怒られる始末だったり、子供に懐かれたり、アニメのハンターハンター見たりしてすっかり
 「役得の変人の親戚のおじさん」
 ライフをエンジョイしてきたものなのですが。

 「どげんね、夢枕に立ったりしたね」
 と長男に話が向かい、
 「いやあ、さっぱり出てきませんね」
 「あたしもですよ」と義母。
 「うちも出てこんですね」
 「いっちょん(方言で「全然」の意)出てこんねー」

 超末席の頼りない、発言権一切なしの私の枕元には、すでに義父は立っていました。

 夢の中に出てきた、MUSKの楽屋風の風景、本番前の自分のところに現れて。見つめながらニヤニヤして、芸事とは関係のない日常の話をしてきた事を覚えています。確かそうだったと思う。間違いなく
 「芸事やってんじゃん。面白いことしてんなー」
 ってメンション送ってきた夢を見ました。

 「いやあ、枕元に立つのは一番心配しとる人んとこに出るていいますよ!」
 「5年くらいかかるとも言いますしね!」
 「そのうちいつか出てくるっちゃなか?」
 「わはははは」

 末席で全く発言権のない私は、何も言い出すことが出来ぬまま初盆の食事会は解散。
 祭壇として飾られた仏壇の間に一人きりになった俺、義父の遺影に一礼をした後、

 「芸事、頑張りますよ!」

 と親指を立ててそっと呟いたのでした。

 gigiで9〜10月とまたソロでライブに出ようと思ってます。プレゼン芸+弾き語り、アイディア練ってるけど可能性が面白い!!
 宇宙サービスは年内を目処にぼちぼち復活ののろしを。曲を作っています。

 余談ですがgigiのある辺りはその義父の本家のある辺りなんだそうで、奇遇なものです。その9〜10月のライブのオファーを取りに行った先でステキな出来事に遭遇したのですが、この話が書けるのはいつになるやら…絶対、ビックリする話です。お楽しみに。