カルトムービー
さそり監督の歌謡ショーつき上映会に行って来ました。
監督の出演した(金正日役だった)「日本以外全部沈没」を観た次の日に足跡が付くという偶然に驚いてメッセージを送ったら、マイミクになって下さったのです。
福岡での上映会というのを楽しみにしておりました。
会場はgigi。
のーの、しらたまちゃん、michiさんなど「voodooかよ!!」とツッコミが出るような人々が集まってます。会場の入れ替えまで9/29の「コスプレ何する?」で盛り上がってましたもの。
監督、「ヨイトマケの唄」など8曲くらいを熱唱(苦笑)。谷啓追悼の「愛してタムレ」なんて渋い曲も。
・・・で、映画。
金はかかってないけどちゃんと手間ひまをきちっとかけてる、アングラ映画。
褒め言葉で「気が狂いそう」だった。
坂上弘先生のアインシュタインが脳裏に焼きついてしまった。
坂上弘先生については「交通地獄」で検索かけてみてください。
よくもまあ尋常じゃない素材を見つけてくるもんだ、と感心しきり。
漁港の近くの居酒屋みたいな、活きのいい素材がいつもふんだんに手に入るみたいな。
死にたいくらいに憧れた東京のバカヤローだ。
(元)バイナリキッド・ヒロポの次は是非INN JAPANのしゃんぺ〜で撮って欲しいと思った俺。
いやあヒロポ君、スゲエ存在感でした!!またいつかお会いしたいであります。大分話(こんなブログhttp://jimao.syoyu.net/やってて、大分LOVEなんです)したい。
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大昔劇団GIGAというとこに属してた時分、劇団が自主制作映画を撮ったことがある。
シナリオやらなにやら、寝かせて1年かかって作ればとても面白くなりそうな話だったものを、無理やり2ヶ月でやっちゃってさあ。
ハコから先に抑えて、スケジュールの中でとことんやるみたいな、演劇の作法でスケジュール組んじゃってね。
結局「稚拙さを『アングラの作法』でごまかしてござーい」になっちゃって、酷評の嵐だった。
チープさをごまかすための禁じ手や、メタ手法なんかといったアングラの作法は、最低限の緻密な構築を行った上でやらなくちゃいけないのだ。
緻密に、しっかり作って欲しかったな。その思いは届く雰囲気でなく。
そんなことをぼんやりと思い出した。
一年かかったら、きっとこれくらいの作品に仕上げたろうな・・・と、あのときの監督の梅野君の締め切りに追われすぎて必死の仕事っぷりを思い出すのです。
勢いだけじゃダメだ。どっかで引かなきゃ話にならんね。