JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

岩国詣で(2)

 ごめんなさい、二日サボっちゃった。
 岩国のライブの話の続きですな。

 この日、ちょっと戸川碧子という女の子のライブに衝撃を受けてしまった。

 140センチのちっこい座敷わらしみたいな女の子が、そりゃもういい情念のこもったうたを歌うわけですよ。友川かずきとか好きらしいんですよ。で、誰に似てるかって言うと「あー、ここまで出てんだけどなー」って感じなんだけど、自分一人だと思いつかない。あ、電気のまりんがプロデュースしたACOなんか近いかもしれない。
 もちろんいきなり全国レベルだよ!凄いよ!ってレベルじゃないんだけど。
 少なくとも「岩国やばいぞ、こんな子が育ってんのかよ!」と思わせるには十分すぎた。

 本当に申し訳なく、furususの印象が薄くなってしまった。
 彼らがYoutubeに上げてた危ない歌をやらなかったのも原因かも?いや、やってたのかもしれないけど、申し訳ない。

 その後に出てきた少年フォークがまたいいライブをやったのもある。
 うちらに敵愾心アリアリ(地元バンドだし当然だよね)のMC。うちらを食う気満々の完全燃焼。
 正統派バカロックとして完璧の振る舞いとステージアクトだった。正直一発でファンになりました。
 絶対福岡にツアバンで来て欲しいです。印象としては「真面目なボットンズ」。

 で、そのライブで正直燃えた。
 こんなバトン渡されたら燃える。
 マジで負けるかって思ったわ。
 風原は後に帰りの車で「ジマさんハッスルしすぎ!」と評したという。

 宇宙のセトリはこんな感じ。

1 宇宙サービス
2 ゴーレムさん
3 ヨドバシ
4 オスプレイ(新曲)
5 ニート数えうた
6 ダンスタイム
7 男気
8 25%削減のうた
9 いい大人
(アンコール) 月のなか

 この日を振り返りたまきおはこう述懐した。
 「月のなかとかいい大人とか、風原さんのボーカルが切れてません?」
 そう言われりゃ、今までコーラスで感じていた不協和音がなくなってる気がした。
 練習してるのだろう、人知れず。
 応えてやらなきゃいかんなあ。風原ボーカルの曲、コーラスの曲とかもちっと高度な要求をこれから振るべきか。楽しみだな。

 4のオスプレイは岩国用に作った新作。
 まあ歌詞は・・・いや、今度Voodooでやるから伏せておこう。とにかくしょうもない曲です。

 トリ、TAKEVEZ。
 いやー、彼らから「このメンバー構成アホでしょ!」と真顔で言われたけど、負けず劣らず!!
 ボーカルにギター3人、しかもリズム隊はやたらかっこいい打ち込み。
 サンプラーとか扱う真ん中のギターの人はEとAしか押さえてないと豪語。
 ボーカルは気弱そうな嫁持ち。
 歌詞はまったく毒にも薬にもならないと、どこまでも宇宙サービスと雰囲気そっくり!!

 いやー、こりゃやっぱ岩国だからこそ結びついた縁なのか?
 アンコールまで大盛り上がり!!

 打ち上げまで大変楽しいライブでした。
 縁を取り持ってくれたPozoの股関節ユニ黒さん(と表記するとちょっと面白い)、ロッカンのスミさん!本当にありがとうございました。お客さんも多くてビックリしました。
 打ち上げも楽しかったなあ。この打ち上げの面子(TAKEBVEZ+戸川さん)で福岡でやりたいな、で幕。

 帰りの車ではてっちゃんとたまきおがスゲーテンション高くて、あたしゃ眠い目をこすりながらマジカルバナナを聞いてた・・・記憶が断片的に・・・。