JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

ニュース日記に乗じて甲子園話が凄くしたいので書く日記

開星監督が「末代の恥」と発言
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1150083&media_id=2

 甲子園マニアなら誰もがひれ伏す海草中学になんてことを。
 準決勝・決勝でノーヒットノーランをやって優勝した嶋清一、翌年跡を継いで連覇を達成しプロ野球でも大成し、高校野球監督でも優勝を果たした真田重蔵に謝れってんだ。

 ・・・とはいえ、それは「過去の」話であって今の向陽高校の戦力の話じゃない。やっぱり相手は「格下」であったことは間違いない。
 中国大会に優勝して、神宮大会にも出場できて。開星高校としては、ここは正念場だったかもしれない。去年、同じ島根の立正大淞南高校がベスト8の快挙。もう8年前にもなるけど江の川高校のベスト4(木野下優!!)もあわせると、開星はそれに比べて「甲子園に出るわりに勝てないチーム」である。なんとしてもここは一回戦、与し易そうな相手を引くという籤運に乗って、一気にその悪い流れを払拭したいところだったに違いない。
 監督にとっては、試合前までが人生のピークに近い高揚感があったのかもしれない。

 しかし、結果ニュースや他の方の日記見る限り「地力に勝るほうがかえってあせってポカやった試合」。
 何年か前のセンバツの慶応対華陵とか、修徳対一迫商とか。一昔前の甲子園では谷口功一の天理対若林隆信(下馬評では全く無名)の佐賀学園とか、そんなのを思い出してしまった。テレビ中継越しから伝わる、強者のおごりがじわじわ切り崩されていく瞬間。観たかったなあ。そして勝った「地力の劣るもの」が強者になる奇跡が観られるのが甲子園なのよ。それが、あの佐賀北の優勝。向陽高校もそれに続くのか!?

 去年、甲子園を制覇した清峰高校は2005年に初登場したその年の春、21世紀枠の候補に上げられていた。一回戦で当たって延長の末敗れた愛工大名電高校(その春の優勝)は、それを意識していたのだろうか。あれもそんな試合だったなー。あのときの清峰エース古川は、今年オリックス入り。どうなったかしら?