JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

甲子園雑感

 電話で断りを入れるか、直接断りに行くか悩み中、ジマオです。
 欝で一日一食状態が続いていて絶賛体調不良中。
 嫁には感謝してもし尽くせない。

 今年の甲子園は記念大会だったけど小粒でした。
 何だろう、観客席を巻き込むようなスターやプレーの頻度が少なかったというか、そういう試合が実は1〜2回戦で出尽くしちゃった感があるというか。

 ひりつくような接戦の末手に汗握る最終回の攻防を演じた智弁学園×近江。
 あわや金星を、初出場ゆえのいつもの継投パターンに固執して逃した報徳×新潟県中央工。
 一回戦でやるゲームじゃなさすぎ、智弁和歌山×済美
 決勝点が牽制エラー、負けた気がいまだにしない福知山。常葉菊川×福知山成美
 
 しかし今年のベストゲームはなんと言っても鳴門工業×本荘高校。「徹底的に鍛え上げられた公立校」の手本だと多くの野球指導者に讃えられる屈指の強豪相手に9回表に逆転、150球強を投げたエースがその裏力尽きて逆転サヨナラ負け、という展開はまさに甲子園。

 この試合、観客のひりつき加減が歓声から見て取れる試合だった。
 この「観客の雰囲気」ってのは甲子園では本当に重要なファクターで、これを上手く戦術に取り入れたというか、上手く戦術の一つとして回ったのが去年の佐賀北高校だったのじゃなかろうか。
 本荘はそれを味方にしながら、惜しむらくは力尽きてしまったが、あの試合以降「おおっ」という試合があまりなかったのが残念。真逆の方向に観客がひりつきまくった5連続敬遠みたいな出来事も特に起きず。

 淡々と、決勝近くまで大味な試合が多くて後半尻すぼみな印象の今年の甲子園。どう考えても漫画とかで出てくる全員悪党面(※でも見た目だけで敗戦後さわやか)の超強豪工・浦添商業を魔法で一人で封じ込めた常葉菊川のセカンド町田くんしかあとは印象に残ってないや。

 こんな感じなのでQMAの高校野球検定、5000点2回突破。
 かみなりさんはスロット一問落としでのあの数字です。和歌山中の打点と得点勘違いしちゃった。