割を食い続けた人生
いつも、ちょっとブルーな感じの日記を書いて澱を吐き出すと、面白いことが書けると少年のような瞳で信じていた我輩(悪魔だから)ですが、今日は本物の鬱ですねー。
ラウンジサウンズに行きたかった(モンディさんもウメさんも出てた!!)のですが、ちょっと病状が深刻というくらいで家から出られず。申し訳ありませんでした。
昨日妙に躁だったし、今日は無理しないでおこう。
それにしてもこの前作った中国忍者のページ面白いなー(自画自賛)。
これを作品として提示して怒らない企業なら就職できる気がする。
明らかにこんなの作った反動だよな(苦笑)。
そういや楳図かずおハウスのニュースが面白かった。訴因が結局個人的感情に帰着する案件なんだから、もっと周囲が感情抜きに同調できる材料をきちっと並べなきゃまずいんじゃないかしら、と思ったり。
裁判沙汰って手法、実におぞましい。
楳図漫画に出てくる怖い両親風の原告、そして怖がって部屋から出ようとしない子供風の楳図先生が浮かぶのは我輩(悪魔だから)だけ?
昨日、旧知の人から電話があったとき。近状報告で
「自分も仕事はなかなか見つからず元居た業界は壊滅状態、あの人も鬱で会社をどうの、あの人も休職中・・・」
という話になっちゃって。
「どうなっちゃってるんだ、この世の中は!!」
という叫び声が、高速道路高架下の騒音の中、受話器越しに響いてきたのでした。
次々と、自分と気が合っていた仲間たちがシンクロするように斃れ行っていることを再認識してしまって凄くブルーに。
最近「価値の一元化」「グローバル化」という単語でググってみて、なんとなく正体をつかめそうなキーワードを知る。我々がインターネットに夢中になったのは、マジョリティの連中がある意味「オタクのお祭り」と冷や水を浴びせていた時代だった。ああなるほど、認識を転換させなければならなかったのか、もっと早く。この場所はマイノリティにとって、とうに遊び場としては機能していないのか。
その認識で育った世代にとっては、結局この場所で持たざるものや、マイノリティが名を挙げるためには。恥も外聞もかなぐり捨てウンコを投げるような活動をし続けるより他はない、と方向付けるしかないということなのか。ウンコどころかナイフ持ってリアルの人の波に突撃する有様だ。
マイノリティの毒性の凶暴化、マジョリティの強化による思考停止化。どう転んだって、思考停止型のマッチョが勝つに決まってる世の中だしな。どっちにせよ、凶暴にもなれないマイノリティという、古いタイプの我々のような人種が、今このクソッタレな時代の割を食ってるんだろう。
生活のためにオファーを3本断っちゃってなあ(宇宙サービスはなかなかチケットがさばけなくていつも涙目なんじゃ)。あたしゃ人の波に飛び込む刀も錆びかかってるよ、ドチクショウ。
まあ最終的には人類は蟻に負けると思う。
あいつらのほうが体育会系でマッチョだもん。
そう思うと少しだけ溜飲が下がる気がする。