JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

そういやこの前見たアニメ

日本のアニメが世界に「売れない」 生き残りの道は
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=734483&media_id=32

 そういやこの前、クラナドを観たんですよ。
 数年前になるのか、恋愛アドベンチャーゲームのアニメ化ということになるんですがねえ、どうも腑に落ちなかった。
 話をなぞってるとか、ちゃんと原作の雰囲気を壊さずにいるとか、そういうレベルの話はいいんです。及第点だったと思います。
 でもねー、足りないんですよ。
 これをアニメで見せてやる、というクリエイターサイドの心意気というかね、そういうのがすごく感じられない。延々ゲームのストーリーをなぞっただけって感じでねー。
 同じゲームメーカー作品のアニメ化で、TVアニメ版「AIR」のラスト。晴子がカラスに向かって独白をするシーンで、ちょっと演劇的な大げさな演出を入れたりしてて、なかなかニヤっとさせられたんだけれど、ああいう「アニメにはこんなことも出来んだぜ」的なこまっしゃくれたことってオタクの人にはすこぶる評判が悪い。あれを2chでは「晴子ミュージカル」と呼んで、忌み嫌ってたっけ。
 オタクって、こういうクリエイターのマジョリティの方向への熱量には敏感に拒否反応するとこがあるよね。
 そういう閉じた文法が成立しているものが、どうやって世界を取るねん。閉じた世界は閉じた世界なりで面白いんだけど、とりあえず世界を目指すのは間違いだ、うん。

 今一番熱い、たぶん世界に通用するかもしれないアニメはおそらくファイテンションテレビの「土管くん」だと思います。
 私が総統の吉田だ!!