JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

必殺仕事人2007

 60点。

 元々「時代劇が主流の時代に、アンチテーゼとして作られたドラマ」、つまり、本流の王道時代劇が活気あふれていればあふれているほどカウンターパンチとして存在してよかった必殺。そんな必殺が時代劇の本流としてテレビの舞台に立つのは本来おこがましい、という根っこの部分を全く理解も処理もせず、王道時代劇のフォーマットをなぞったシーンが散見されて、危なっかしくてまっとうに評価なんてする気はないや。だから酔っ払いながら「何が画竜点睛だバカ!ギャハハハハ!」って感じで下衆に楽しんだのが功を奏したのか、見てる最中はなんだか楽しかったので別によし!

 むしろこの監視社会・全体主義の流れのニッポンで、この反社会的時代劇をぬるいとはいえ出来たということとやりきった努力賞に50点。後は、松岡・東山に5点づつ。二人は素晴らしかった。

 テレビは、死んだんだなあとぼんやり思ったような、だが松岡は素晴らしくてもう一度みたいなあ。いや、シリーズでやってくれないかな?

 そういや、各所で言われてるとおり選曲は涙ものでした。「剣之介とお歌」最高!!!!

 もちろん今になって反芻するとむかつき始めたので多分酒飲んで観てなかったら15点くらいです。明らかに一般人からも厳しい意見が飛んでるようですが、ボクは昨日の酔っ払って中学生当時に戻ったようなワクワク感に60点以下をつけたくないので。