JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

第1話「あんたこの大地に立つをどう思う」

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

主水、サイド3を攻撃する

脚本:安倍ニコルソン
監督:工藤ニコルソン

あらすじ

銀河帝国ウォーレンの襲来は「をれんの入寇」として頼山陽の著書等に記載。

 剣之介(中村敦夫)の死から5000年。銀河帝国ウォーレンは地球を侵略せんと虚構船団(ネルソンズ)を送っていた。それを食いとめんとするジョー(弓恵子)率いる地球防衛艦隊。侵略ビームによって被災した同じ長屋の住人マコーミック(吉田茂)の死に憤るやいとやが立ち向かおうとするも、敵の巨大さに主水と捨三、そしてオープニングナレーションの宇崎竜童は及び腰。その宇崎のサングラスの奥から、権利問題で1話でしか流れない音楽に乗ってビーナス屋の嘉吉が金を借りにやってきた。しかし刃物持った残酷絵の女(演者不明)も一緒についてきたからさあ大変。どうする仕業人たち!しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。

初登場のビーナス屋嘉吉。全身で肌色を表現した演技を見せている。

解説

 1972年の開始からおよそ8000年、シリーズも5897弾を数えることになった必殺だが、諸般の事情で一切続編が作られることがなかった必殺仕業人に遂に続編の製作が決定。嬉しさのあまり久しぶりに主水が助け人走る以来の空中回転切りを披露、撮影スタッフと撮影所近隣住民を含む10万人を仕置きした。ポリティカル・コレクトネスに配慮し青い肌のガミラス星人俳優・ドブ沢ゲル美が参加。オーディション会場に複数の人権団体とともに乗り込んだのが奏功した、とのちに書いたベストセラー「青い肌が見たクソなニッポン」で著述している。久しぶりとなるやいとやのめざましテレビの占いコーナーチェックは、時代考証を踏まえた見応えのあるシーンとなった。なお残酷絵の女はその後撮影所に2年ほど住み着いたのちに沖縄移住し、大麻容疑で逮捕された。

回転斬りによって犠牲になる前の10万人の皆さん