JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

新必殺仕業人(2022リブート版)

※当記事は「必殺シリーズ」「必殺仕業人」とは一切関係がない二次創作です。

必殺仕業人とは

 おなじみ必殺シリーズ第5897弾。おなじみの中村主水藤田まこと)、やいとや又衛門(大出俊)に加え、今回よりビーナス屋の嘉吉(ドブ沢ゲル美)が参加。髷の元結を切り、そのまま異次元空間に引き込む「異次元殺し」で悪を葬る。

解説

 主水シリーズとしては第5894弾『必殺仕置屋稼業DX」以来の作品となる。

 前作「必殺仕置屋稼業DX」最終話「一筆啓上不労所得が見えた」において、奉行所に捕らえられた仲間のバーナビー(アラン・ドロン)をわざと逃し、その責任をとり4代目スケバン刑事に格下げになった主水。大幅な減給のため、せんりつは宇宙へ出稼ぎに行ってるといういかにもスケジュール調整があわなかった言い訳みたいな設定に加え、離れの間貸し人が複数登場するなど中村家は経済的に困窮。細々と仕業人(1975年)以来の登場となる捨三(渡辺篤史)、やいとや又衛門(大出俊)と「生活のため」裏稼業をつとめていた主水のところに、宇崎竜童のサングラスの奥からビーナス屋の嘉吉(ドブ沢ゲル美)が撮影所に現われる…。
 チームの熱い友情を描いた前作のラストと打って変わり、今作は金でつながったドライな人間関係を軸に、シビアな裏稼業の在り方が描かれるハードなシリーズが展開された。その象徴となった、1話ラストで嘉吉の加入をやいとやが反対した刹那、主水が言い放った
 「やいとや、おめえにだってケーキのデコレーションのでっかいやつはあげねえぞ。俺達が道連れが欲しいだけじゃねえか。ファミレスでなんとなくだべる道連れがよ。その道連れを裏切ってみろ。まんだらけになんとなく洒落で入れなくなるじゃねえか。」
 この台詞が、このシリーズの方向性の全てを位置付けたと言っても過言ではない。
 (必殺研究委員会・魚屋伝次)

登場人物

  • 中村主水
    南町奉行所の役人。しかし影では法の裁けぬ悪人どもを闇に葬る仕業人である。前作「必殺仕置屋稼業DX」最終話「一筆啓上不労所得が見えた」において奉行所に捕らえられた仲間のバーナビー(アラン・ドロン)をわざと逃し、その責任をとり4代目スケバン刑事に格下げになり、女子校・ネオ太秦女学院の生徒としての出向となった。したがって主水が仕事を取る頼みの筋も女子高生ならではの話が主となり、全体的に時代考証から逸脱し陰惨なイメージが付きまとうことになる。>仕事人時代には刀を使っていた主水も、シリーズ248作「必殺ローマ人」からはおなじみのロケットパンチで悪と立ち向かってきたが、今回はさらにイメージを一新。口から吐く溶解液で相手をあとかたもなく溶かす。
  • やいとや又衛門
    シリーズ8作「必殺仕業人」以来の登場となる。表稼業はその名のとおりやいとや(鍼灸師)。その腕は評判がよく、また篤志家でもある。また事業にも長けており診療所の他自社ビルを所有、この自社ビルは4、8、22話に登場している。特に22話では、アメリ海兵隊との対決の際に要塞として使われた。女好きで金にはめっぽううるさく、又極度の縁起かつぎ。毎回出陣時に吉兆を占うシーンは多岐にわたり、中盤以降は迷走の末に「うどんの謎解き占い」(39話)「ロンドン橋の主桁せん断ひび割れ占い」(50話)など意味不明のものも散見されるようになった。殺し技は、携帯火種で真っ赤に焼いた針を相手の眉間等に打ちこむ。
  • ビーナス屋の嘉吉
    1話で宇崎竜童のサングラスの奥から銀河帝国を解説するために現われたところを、主水にスカウトされる異星出身の仕業人。かつては別の銀河帝国の皇太子であった過去が語られる(35話)が、詳しくは不明。必然性と時代考証を持たない故に江戸において常にアウトローである彼は、江戸の貨幣経済に順応するために仕方なしに裏稼業に手を染めることとなる。しかしメンバー加入後やいとやとは、その時代考証からの逸脱でなにかと対立する。表稼業はビーナス屋で、文字通りビーナス像を売る商売という虚構性ゆえに常に金欠となっており、「畜生、ビットコインが上がっていれば…」が口癖。32話ではやいとやの2号自社ビルに入居するも、鉄筋不足で3日で追い出され、元の長屋に戻っている。殺し技は、的の髷の元結を切り、そのまま異次元空間に引き込む「異次元殺し」。40話以降は異次元空間に太陽状のエフェクトが挿入されるようになる。引き込んだ異次元は嘉吉本人にもどこに繋がっているかわからず、そのことが最終回のチーム崩壊劇を引き起こすことになる。
  • 捨三
    洗い張り屋を営む仕業人の探索係。「必殺仕事風味」「必殺保証人」「必殺仕置屋稼業DX」と今作で主水シリーズ四連投となる。前作で親友のMC印玄(呂布カルマ)を失ったのち、主水と共にやいとや又衛門と再会し、細々と裏稼業を続けてきたと推測される。殺しは行わないが、仕事の裏取り・潜入などの諜報活動に長けており、また時代考証を逸脱したテクノロジーにも適応・習熟しているため、仕業人チームの戦力を大きくサポートすることになった。45話以降では稀に上坂すみれに変身しており、これは最終回への伏線となっている。洗い張り小屋兼住居は仕業人たちのアジトとなっており、仕事の詮議・謀議などはここで行う他仕業人マシン開発(4話・44話)、ミサイル発射(12話)、Youtube生配信(53話)などに使われている。

ABOUT新必殺仕業人

 「新必殺仕業人」は2000年ごろに運営していた個人サイトで「偽必殺放送リスト」を作ったのが始まりです。前嫁と爆笑しながら作っておりました。当時のインターネットリテラシーの塊でありましたので、適当な拾い物画像を加工したり、その他諸々ちょっと今そのまま本意である形で出すわけにはいかないと思い、手の届く範囲内のインターネットサーバー上にはデータを残しておりません。
 さて、これを始めようとしたきっかけは「AIで画像が作れる」です。知人がAIを駆使して面白いことを始めたのを見てちょっと刺激を受けました。そういや仕業人の画像、それで作れるんじゃね?と。

 すこーしづつですが今時のリテラシーに手直ししつつ、再建を頑張ってみようと思っています。ついでに20年前の文章なので手直しをしています。泣きそうなほど下手糞で、はっきり言って拷問です。当時ハマっていたギャルゲー成分は今時寒いのでかなりオミットします。そこは今嫁の白い目に耐える自信がありません。仕方がありません。
 20年前は全80話ありましたが、はたしてどこからも怒られずに無事完走できるか。完走したらそれに頑張って10数部くらいの同人誌にでもしようと思っております。宜しくお願い申し上げます。