JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

笑ってはいけない警察署DVD

 昨日ドンの字宅でのんびり鑑賞。

 昨年の大晦日、食い入るように見ていた記憶はあったものの酔っ払いながらネットでチャットしつつ観てたからかすっかり忘れてて(苦笑)。延々ドンの字に「梅宮辰夫出てたっけ?」「出てたよ!」って感じで。「温水」もうろ覚えだったもんなあ。

 前日記に書いた記憶があるんだが、いじめバラエティというやつは存在自体否定的だけれど、この番組(シリーズ)だけは好印象です。ここまで時間と予算とをかけられて、最高のスタッフが行って来られるといじめは笑いに昇華できるなあと。いじめの被験者が普段大物の皆様というところも含めて、ハレの場の無礼講芸の超進化系と圧倒的に納得させられて、いやはやすんげー面白かった。

 ところで今年もやるという話ですね、これ。昨今劣化コピー型いじめバラエティの粗相のおかげで、何かと風当たりが強い中。是非ともそれらの逆風を吹き飛ばしていただきたい所存。ドンの字の話によると被験者がレギュラー全員というところにその心意気が伺えます。

 あ、それとふと思ったこと。

 テレビが普及し、物心ついた頃から年中ハレの世界で生きてる世代はハレの場とケの場の区別をつけなくなって年中無礼講だという苦言をいただくことが多くって、僕らも割とそうだと思うのです。
 僕らの世代はそれでも、壇上に上がることにスキルが必要とされた分舞台上と観客、演じ手と受け手の区別をきちんと体感していて、ハレの場とケの場をかろうじて使い分けてる気がします。
 だけれど、年中誰もが参加できて演じ手受け手の立場がない交ぜになるネットが普及した後に、物心ついた世代の人々にはあまりその辺を認識している気配を感じません。

 こういう人々をも圧倒する、こういう無駄な熱量のコンテンツがもっと増えて欲しいかなあと。最近はハレの場にずかずかケの場のなりで乗り込んで来る人々が多くって気持ち悪い。そういうやつに限ってハレの壇上に上がりたいのか上がりたくないのか態度をはっきりさせない。なんだかなあ。

 そういや無駄な熱量のコンテンツといえば、今日はラウンジサウンズフェス観にいきます。