をたをもすなるQMAやってみむとす
きのうQMA(ペガ)をやっていたら一人の賢者がアニゲー難問乱発にブチ切れたのか、延々とタイピングで「あにをたきもい」と打ち続けていた。
まあ、QMAのモニターに向かって黙々と、個人だろうが集団だろうがそんな言葉打ち込んでる姿って見られたくねえよな、そっちがきもくね?とか苦笑してたんだけれど、一方でふと考えた。
いや、ひょっとしたら彼(彼女)はきもくないのかも。
その条件を考えてみた。ちなみに、まったくQMAを知らない第三者が、そのタイピングする姿を見て「これは引かないだろう」って条件で。
・「きもい」と表現するからには自分はアニメオタクほど気持ち悪い存在ではない
いきなり難問だ。何せこのゲーム、画面からしてアニメオタク臭がスゲーする代物。普段着でプレーしているだけでも引かれる。
・「をた」と侮辱語と取れる表現をわざわざ使用している
オタクを「ヲタ」と表現するのはそこまで一般的ではないと思われます。「を」という文字をわざわざ使うあたりに不気味な選民思想が見え隠れして、ちょっと引かれることでしょう。
でも、それらの条件をやすやすとクリアーする人間が。
それは、平安貴族。
まず貴族ですから、周囲を睥睨しては「下々のものにをたと呼ばれるものゐけり、いとうざきことこのうへなし」等といってもまったく違和感がありません。貴族は風流に通じ、日々を遊んだと聞きます。むしろ、それが職業であったのですから、QMAにむかひてつれづれなるままにはいぷれい、とあってもなんらものぐるほしくはないでしょう(※現代語解釈不能)。
また平安人ですから「を」の文字を使用することは日常茶飯事でしょう。ありをりはべり、いまそかりですよ?(※現代語解釈不能)
平安時代にはアニメ・ゲームといえば鳥羽僧正の「鳥獣戯画」しかない時代ですから、これもまた仕方がないですね。
そういえばその人、サッカー問題即答してたなあ。貴族の遊びといえば、蹴鞠。すごいなあ、風流だよ!
やっぱり本物だ!
余談ですが自分は不本意ながらアニゲーの難問をよく拾ってしまいます。
クソオタクだった頃を思い出して、複雑な気分だわよ!
早く本物の貴族になりたい。まだ見ぬ、その方みたいに。