宇宙サービス音源「業務用」曲紹介その7「ボブスレー」
宇宙サービス音源「業務用」
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(超初期に作ったアー写)
■7.ボブスレー
宇宙サービス最初のライブでやった曲の生き残りです。
まるで女性遍歴みたいに書きますが、宇宙サービスには前身バンドがありました。そのメンバーとはあまりいい別れ方をしなかったのです。
「あいつがやっているのはまるで心のない砂漠だ」「やぶれかぶれに過ぎない」なんて遠まわしで悪口を吐く堅気の彼。
今考えればお互い呪いあって、どっちもどっちの生き方しか出来ていない有様です。互いに情けない。
まあ、音楽を再開するにあたってひとつあいつにお返しソングでも作ってやろうじゃないか。状況を確認するたびに匿名掲示板訛りがひどくなる、堅気の彼が劣化していく様を見ながら作った歌です。
当然、収録したものは当初の歌詞ではないです。さすがに気が引けますわ。もうお互いいい大人だし。
この2015年現在アラフォーの年代が体感していると思うのだけど、感受性をやおら匿名レベルで磨耗させてしまわなかったか?
SNS世代に比べて自己発信力が弱い気がするのです。今の30代の方々にそんな印象がある。
「君の人生最大の花火はまとめサイトの人気記事の345番、真っ赤な太文字レスなんだね」
今作の歌詞もなんか、そんな風景を切り取ったようなものになってしまいました。結果的にですけど。ビバ結果論。
んで、なぜボブスレーなのか?
嫁(当時は彼女)が「そこのスポンジとって」と言おうとして「ボブスレーとって」と言い間違えて大爆笑。
その日のうちに何故かこの歌が出来上がっていました。
そんな嫁と一緒にアルバイトしたマンション工事に伴う遺跡発掘現場のあったところを見下ろすアパートに自分たちは住んでいます。そのマンション名は心の中で「ボブスレー五条」と命名しています。勝手に。
この曲データは、昔作ったオケがハードディスク大破で消滅の憂き目に遭いまして。
何かのきっかけで「そろそろこの曲復活させね?」とてっちゃんが言い出してゼロベースで作りました。その際に自分の歌いやすい音程に作り変えました。もう、気持ちいいのなんのって!
たまきお先生が「スゲエ!俺こんなの作れないよ!」って言ってきたのはよく覚えています。不可思議な音頭調です。
ただねー、この曲ライブでやると「どうしたもんやら」という雰囲気になるのが弱点です。
MC前か、アンコール前の最後の曲か。セトリに組むならそんな感じです。レア曲の部類、になるのかもしれません。ただ無性にやりたいときがあるんですよ。無性に。
多分この曲に足りないのは「振り付け」なんだと思うんですが、いかがなものか。
収録バージョンもライブオケまんまです。イコライジングに腐心したたまきお先生に拍手を。
「ボブスレー」
作詞 ニシジマオ・西島どんこ 作曲 ニシジマオ
遠い星からやってきた
僕の名前はボブスレー
正義の鉄槌下すため
ぼろいバイクでやってきた
資本主義はもう終わりだ
世界正義はこれから変わるのか
正義は誰かとわからすため
インターネットで啓蒙だ