JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

昨日の話

 この回は珍しい回かもしれない。
 多分もう一度観返してもそう思うんだろうけど、非常に繊細でアクの強いホンだったと思うのよ。それを演出(特に音楽)で台無しにした回なのでは?

 この回はキャラモチーフに、からくり人の被害者のテーマを多用してたんだけど、とにかく音が鳴ってないシーンがないくらいに流しまくった感がある。結果、せせこましくストーリーが流れる感じになってしまった。そうなのに、割と一転二転三転とどんでん返し、男女関係、謎解きが詰め込まれていて。急かされるようにストーリーを追わされたこっちとしては、背景やら人間関係やらを確認するのに必死でねえ。訳わかんないまま仇討ちまで来ちゃった。

 でもうひとつ問題なのが、悪党が全く悪く感じなかったこと。
 小判もってニヤつきゃ悪役か?この二人が仇討ちをして、十分に悲しみが伝わるような悪だったかというともうまーったく悪じゃないわけですよ。
 ゲーム「悪代官」かと思うくらいの薄っぺらい悪の演出。「やりすぎ」と「力量不足」の両方が編に混在してしまった回かなあ、今回は。

 で、褒められるとこがゼロかと思えば結構そうではなく、大目付の殺しのシーンの掛け軸がさりげなく、あの仇の侍が書いた絵だったりとか。端々に気配りがしてあるのはわかったから、音楽はもうちょっと緩急をつけて。


 次回予告、あー殺ヲタ(※絶賛俺含む)のみなさんお待ちかね、お楽ハードなテーストの展開ですね。とりあえず「抗争の果てにみんな死んでハードにアクション」以外(※ここ重要)の度肝を抜くラストになって欲しい。もうこまっしゃくれたマニアが夢想しつくした「ぼくのかんがえたひっさつ」には絶対して欲しくないですね、ここまでの奮闘を見せられたら。

 昨日あたり、必殺関係の日記を検索で見ていたら昨日のこの回を初めて観たという「必殺シリーズファン」の方が「必殺仕事人2009には期待していなかった。昨日初めて観たが、こんなものは必殺じゃない」とボロカスに書いていたのを観た。
 もしこの人が2009の「鬼の末路」「ゴミ屋敷」を後に観て、もう一度自分の書いた日記を読んだらどう思うか。ちょっとほくそえんだりする。よりにもよって昨日かよって感じで、相憐れむといわざるを得ない。

 昨日は大耳に行ってました。
 で、外国人の方が来ておられまして、熱く自分の拙パフォーマンスを褒めていただきまして。まあ自分としてはたいした事はしてないのですが、ここで困った話に。

 真ん中に入ったにいべさんが「彼はラジオやバンドやってる」って教えたからさあ大変。今、ことごとくそういうサンプルを置いた場所を絶賛放置中。しかも、最近やってる方向性の「作品」的なものが全くない状態だ。
 あー、いかんですね、これは。
 作らなきゃやっぱいかんのかなあ。今何故そういうことに参加してるかといえば、正直自己鍛錬的なものに近いもので。でも、誰に聞かせるわけでもなく自分のために作らなきゃ意味はないわなあ。どうしようか。そう考えるとだな、まだまだ時期尚早だね、うん。

 大耳のDVD、一度は見直してみるか?

 パピヨンプラザに帰りがけ寄ったら、セガがタイステになってる。しかもQMAが2クレ。しかしやっぱ脳を酷使しすぎたらしく、フェニに落ちかけるくらいのしょんぼりする出来でした。

 仕事人は今から観ようかなと思ってます。
 次回予告の段階で低調そうな回と見たが、果たしてどうでしょう?

 ニコルソンズ私信。いやー、一度やりたかったんですよ。あのパターン。更新のときが面白いだろうなあ。