JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

30歳からのテクノ&私信

 俺が思うにテクノ系のミュージシャンというやつは30越えたときに何が残っているか、ってので価値がわかる希ガス。具体的に言えば、電気の通ってないステージ上がって芸があるかどうか。そもそもこの音楽手法のライブ方法と来たら貧弱で、某黒木氏が大耳の掲示板で「まるで公務員の事務のようなライブ」と評したような自称DJプレイの拡大版や周囲の人材や資金の力をインフレーションさせながら大きくなるしかないような、ゴテゴテの映像使いまくり仕掛けありまくりライブか。いずれにせよ、楽器を弾くというそれだけでほかのジャンルでは「音楽ライブ芸」と認識できうる行為なしで音楽芸を成立させなくてはいけない。つまりはテクノに限っては、音楽的スキルをいくら上げてもライブに関して言えば芸の足しにならない部分があるのである。実は、自分が芝居を始めた理由のひとつがこのことなのです。当時やってたテクノユニットの、後輩バンド的なある連中を観て目が覚めてしまって。

 ステージに居ればなんかやってくれるようなヤツに仕上がってるかどうか。それは音楽の経歴とか技術じゃない世界だなあ。そういう意味でまだまだ腐らないで欲しい。まだまだやれるとかじゃない。無駄な争いが起きたなら切り捨てるべし、惜しげもなく。

 逆に言うと、そこから腐りゆくものに肩入れしてると危ないぜ。