大分めぐり
■秘境駅探訪がブーム…癒やされる「何もない」
(読売新聞 - 08月21日 14:46)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=936480&media_id=20
何もないことに癒される、っていうよりも。何もない駅があるのを観に行く楽しみっつーのが正しい表現か。
駅っていうもの自体の存在感って、思った以上にでっかいのよね。
そしてその不思議な、人がいるようでいないような気配。
それが、とんでもない人っ気のない場所にでんと据わってることのミスマッチというのは、実際にそういう場所に遭遇しないとわからないか。別に何もないもの見に行ってる訳じゃない。
あと、こういうのって勘違いだけはしてほしくないよねえ。
「何?秘境駅がブーム?ようし、村おこしで・・・」
なんて声とともに、駅を中心としたうまいもの屋・道の駅などが並ぶという惨劇だけはぜひとも避けていただきたい。
そんな自分ルールに則ったナンバーワン秘境駅は、「秘境駅」サイトのガイドラインからまったく外れる中佐世保駅(松浦鉄道)。一度行ってみるのをお勧めします。何で街中の、よりによってこんな場所に駅を置いたんだ、ってツッコミをすることになるでしょう。都会の真ん中なのに本当に、何もないって言葉が出る駅です。
さすがに昨日大分の田舎バス停めぐりをした後にこんな記事を見ると反応しちゃいますね。わはは。興味ある方はのぞいて下さいませ。
http://mixi.jp/view_album.pl?id=31725394&owner_id=352371&mode=photo
http://mixi.jp/view_album.pl?id=33081337&owner_id=352371&mode=photo
ちょっと出かけてみたんですが、収穫は残念ながらまばら。
国東半島は山側の支線が半分以上廃止、無念。
残ってるところも標柱、立て替えてますね。
http://mixi.jp/view_album.pl?id=33081337&owner_id=352371&mode=photo
(中津・宇佐・国東・院内・耶馬溪)
http://mixi.jp/view_album.pl?id=31725394&owner_id=352371&mode=photo
(日田バス、10にちょこっと追加)
やっぱ日田バスが最強すぎるのかしら。
ちょっと立ち寄った引治駅が凄くよかった。
一昔前のローカル駅らしい駅。
こういう駅も簡単につぶしちゃう世の中だからねえ。
鹿児島に枕崎駅という駅があるんですが、あの駅の末路はものすごく情けない。なんつうか、行き過ぎたグローバリゼーションの犠牲になったというか。都会と同じ再開発法をしてみました、駅は利用者相応のものにしました、みたいな感じで街のランドマークをあっさり破壊。駅の跡地は駐車場たっぷりのコスモス(だったっけか、そんな感じの店)、市の中心の終端駅はホームのみの無人駅とか。絵図を描いたコンサルタント会社はどんくらい儲けたのやら。グローバリゼーション枠内のものしか儲からないシステムに、純朴な街があっさりだまされる好例ですわな。
あそこを見ると、駅施設のダウンサイジングのモデルケースとしては、伊万里駅はよくやったほうなんだなあ。
大分はわりかしそういう古い駅が残されるほうで、またバス停もそう。
そういえば古い石仏がたくさん残っている場所だからか。
物に宿る何かを大事にする気質なのかもしれない。