JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

ラウンジサウンズ御礼

 えと、あー、書いてなかった。
 こないだのラウンジサウンズ来てくれた方ありがとう。つましい結果になったけど、後悔なんてあるわけない。
 つましさが輝きに満ちた夜だった。

 ベース弾き語りといいながらまさかのアンビエント・インストのイズミジュン、松永美咲・Sunnyによるギター一本の歌謡ショー、悪人。僕らを挟んで轟音やデジループを駆使したギタリストと女性舞踏家によるデュオ、東京からのゲスト異形人。最後にウクレレ弾き語りのまるやまももこさん。

 この日のイベント全体のプログラムがもう、最初から最後まで完璧だった。
 もっと多くの人に見てもらいたかった、だなんてそんな後悔は今更ない。
 こっそりほくそえみたい夜だった。きっとそうなる予感がしていた。

 僕らもセットリストは目立たず騒がず強要せず。
 つましく自分たちのやれる事をやれた、はず。

 1 TVO
 2 なななななんともない
 3 ヨドバシ
 4 てっちゃんダンスタイム
 5 ニート数えうた
 6 25%削減のうた
 7 いい大人

 この6〜7のつなぎが絶妙。


 打ち上げは麺やおの。しめやかだったし、それでよかった。
 商売人的な発想からすれば甘ちゃんな話をしているのだけど、こんなステージがこっそりとどこかで行われる奇跡のある、いまこの世界が素晴らしい。バブル親父に追い立てられて、「売れる歌」を大仕掛けで作って、ソーゼツにずっこけてる連中が死屍累々と聞くこんな時代で、こんな美しいあだ花はそうそう見られんよ、おあいにくさま。
 動画見てると、客の歓声がマジだ。いいライブが出来たと思う。