メルボルン特急
多くの特急電車がそうなんだけど、終点というのは別の道への乗り継ぎの場所。
本当の終点はいつか不意に訪れる。自分の意思と関係のないところで。
http://www6.atpages.jp/jimadon/nikki/2006_10nikki.html
ほぼ10年前に書いてた日記です。
敬愛するオクムラユウスケの「メルボルン特急」を聴きながら東に逃避行をした思い出。本当はもっと東に行くつもりだった。妹からの引き止めの電話がなかったら、そのまま行ってただろう。
戸川はこの当時小学生か!!
日記には一種のおまじない的な理由があってさらっと下松まで通過したと書いてたのだけど、この帰宅の途中で白蛇記念館を発見したのですわ。戸川の実家の近く。とはいえ、彼女は昔そこには住んではいなかったみたいだけれども。詳しい事情は野暮だから聞かない。
どんなおまじないか、って話だけどこの時期のほんの少し前、夢を見たんですよ。
当時彼女のカミさんと二人で歩いてたら、小さな白蛇に噛まれた夢。
吉夢というのは他人に話したら叶わなくなる、と訊いていたので。
そしてこの日記の後に結婚の夢が叶い。
何故か音楽を通じて岩国との縁が出来。
そもそも父親が話していたのだけれど
「この家には白蛇が住んでる、守り神なんや。俺見た」
実家の地下には白蛇が居るのだそうです。
ぼくは白い蛇のエンブレムを付けたメルボルン特急に乗っているんでしょう。
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で、きのうライブがありました。
岩国まで特急電車に乗せて行ったオクムラユウスケ。
その岩国で出会った戸川祐華。
そしてぼく。
ライブの前、戸川ちゃんとうちのカミさんで大宰府観光。
少し休みたいと言うので、うちでゆっくり。
まるで親子みたいな風景が写真に納まって。
昨日のライブで多分大体のあの夢の叶いごとが叶った気がします。
全部、繋がっているんです。嘘みたいに。きれいに。
ユウスケさんの歌。岩国の白蛇。
「働くのはなぜ、君との明るい未来のため、でも言えないよ僕は人として駄目」
(灰色の虹/「メルボルン特急」に収録)
ユウスケさんはなんとこの「灰色の虹」をやってくれた。理由は偶然みたい。あの東への旅の帰り、今のカミさんにこの言い訳を告げなきゃいけないんだなー、と何度もリフレインした言葉。
だから、きっとここであの吉夢の話を書くべきなのでしょう。
昨日来たお客さんも納得してくれると思います。
ちゃんと書いておきますが、これ、全部創作じゃないです。
美しい出来事はなるべくして起こるものなんだなあと。
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でも、特急電車はまだ走っているんです。乗車中なのです。
もっとギターが上手くなりたい!
宇宙サービスもちゃんとやらねば!!
帰り道、いろんな後悔が出て、まだ終点じゃないんだなーと。昨日はきっと、乗り換え地点なんです。3人の、それぞれの。
こないだうちの表札を作りました。白蛇をあしらったかわいいデザインです。
もうあの吉夢の先にぼくらはいます。きっとまだまだいい事があるに違いない。そういう思いで描きました。
戸川ちゃんはあの蛇さんを見たから、次はユウスケさん親子がうちの白蛇さんを見に来てくれたら嬉しいな。いつか太宰府観光目当てに、うちに遊びに来てくださーい。カミさん、アビくんの大ファンです。
あ、でもうちろくな冷房ないんで、秋冬辺りに・・・。