JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

カミさんの顔色

 カミさんの現況とか書いとかないと心配する人も多いかもしれない。
 もちろん万事いいわけではないんですが無事3度目の抗がん剤治療乗り越えたようです。投与自体は先週。看病の毎日、やってくる義母、毎度言われる小言とありがたい差し入れ。

 今久しぶりに風呂の湯船に入っているので、今度の投与も乗り越えたのではないかなと。

 昨日二人で買い物に出かけました。
 カミさんが「そろそろ動かないと」と言い出して、もう直近のスーパーだけにとどめた買い物です。道中はずっと手をつないでたんですがやはり途中で指の体温が少し熱くなったりして
 「到着したら、まず休め」
 まあそれくらいの体調でありました。

 買い物を済ませて、流石によくない顔色のカミさん。
 出口付近にはパン屋さんがあるのですが、そこに
 「焼きたてのチーズフランス上がりましたー!」
 と女子大生くらいのアルバイトの女の子がパンを運んできました。
 いやー、カミさんの目がくわっと見開き、顔色にみるみる生気が!!

 買いました。
 レジを担当したのはその運んでた女の子。
 カミさんには
 「あんたのその顔色見たら買うしかなかろうもん!」
 そしてその様子を怪訝に見てたレジの子には
 「20年以上付き合うとね、こういうのもわかるようになるのよ」
 と。女の子、わあ、って表情。

 帰りがけカミさんからあんな余計なこと言わんでもいいやろといわれたけど、いいじゃない。

 なんとか生きています。