宇宙サービス音源「業務用」曲紹介その2「ランゲルハンス島はわが領土」
宇宙サービス音源「業務用」
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(※憂国っぽい風原)
■2.ランゲルハンス島はわが領土
自分には原因不明の腹痛が起きるときがままありまして、一時期真剣に
「自分は膵臓がやばいのかもしれない」
と悩んだ時期がありました。インターネットで変な知識を仕入れてしまって、自分もそうなのではないのか、と逡巡したりして。そのうち会社で健康診断受けることになって、血液検査その他で何も異常なしと出てきました。
正直その腹痛のメカニズムは今でもよくわかっていませんが、一度だけ
「腎臓が腫れてるんでCTスキャン撮り行って」
と紹介状を渡され、「腎のほうかよ!」とおっかなびっくりで大病院行ったらやっぱり異常なし。謎です。
あくまで推論ですが小さな結石が出来やすい(そしてすぐ流れる)体質なのかもしれません。
で、まあすい臓のことを調べれば調べるほど解るんですがここをやっちゃうと本当に厳しい現実が待っているそうです。肝臓のような再生医療が望めないそうで、一度やってしまうと元に戻らない。移植も出来ない。
ランゲルハンス島とは、すい臓組織の中にあるβ細胞の塊がまるで島のように見えることからそう呼ばれる器官です。
この曲は「領土問題」「レイシズム」を巡る言論をつらつら眺めていて、某国には「某島は我が領土」なる曲が存在する、という見出しをみてまず題名をひらめき、
「国境などというマクロな視点の大切な部分より、まずミクロな視点における自分の体の大切な部分を守る方が重要なのではないか」
という強いメッセージ性が生まれた気がしたことがきっかけ…なのかもしれません。
まあ、正直きっかけは言葉遊びですが、やはり嫁の病気のことも考えると俺が言うとこのメッセージ、なかなか説得力出るな。うむ自画自賛。
この曲は一時期サンプリングに使っていたシンセ音のルートキーがトンチキなことになっていて、たまきお先生がマスタリングに大苦戦していました。本当に申し訳ない。3連符打ち込みシリーズの最新作です。6/8拍子の形式で打っているんですけどね・・・。
ライブ中にやるこの曲の変な振り付けは自分考案です。すい臓を守る意志を強く持とうと鼓舞する振り付けのつもりですがすこぶる不評です。フランスの日本人エレクトロニカ・デュオ、レ・ロマネスクのように巧みな話芸で説明を出来ればその辺が伝わレ・レ・レと行くのでしょうが…。
「ランゲルハンス島はわが領土」
作詞 ニシジマオ 作曲 ニシジマオ
パラトルモン インシュリン
グルカゴン出して 血糖値を上げろ
こいつがいなけりゃ始まらない
膵液放出 消化吸収
ランゲルハンス島はわが領土
ランゲルハンス島はわが領土
スシもキムチも中華料理も
この島がなければ消化もままならない
ビッグマックもフィッシュ&チップスも
インジェラもキビヤックもきのこの山も
ランゲルハンス島はわが領土
ランゲルハンス島はわが領土
この島を守るのだ
膵臓がいかれたらめちゃくちゃ大変さ
人生の楽しみがなくなっちまうぜ
専守防衛 島を守ろう
ランゲルハンス島はわが領土
ランゲルハンス島はわが領土
ランゲルハンス島はわが領土
ランゲルハンス島はわが領土
ランゲルハンス島はわが領土