JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

祝っていた

 7〜8月にわたって心と体を壊しました。
 たまに日記やツイッターに書いていた「会社の長老」による陰湿なパワーハラスメントが原因で、1年半在籍していた上に敵もさるもの、指導の範囲内を超えないようなちくちくした攻撃、間接的にしかやらないなど、その手口は相談に行った弁護士をして「巧妙」と言わしめるものであったほど。

 まあいまでも壊れており、睡眠薬精神安定剤がまだ欠かせないのです。
 そんな状況でよくサンセットライブなんて大舞台出たなあという話。
 あ、待て待てこれって本当はこんな風にさらっと書く話じゃないよ?俺たち出たんだよサンセット。端っこのほうにある地元ミュージシャンステージで、ライムスターの裏で。
 そんな風で結局医者から休職勧告を貰った後会社からは音信不通になり、身勝手な派遣切り。
 まあ、医者に行ったきっかけはその前日に長老にブチ切れ。こちとら嫁の再発で気が気でない状況で嫌でも向いてない仕事でも稼がなならんと一人でがんばっておるところ。そこにねちねちと気持ちよさそうに「底辺が」「こんな仕事して歳だけ食っても何もならん」などと続けるものだから、怒鳴ってやりましたよ。多分この顔で(9/27のヨコチンロックフェスにて)。

 と言うような話がこの日記を書いていない数ヶ月のうちにあったのです。
 8〜9月は思えば呪いのうちに日々を過ごしており、「まどか☆マギカ叛逆の物語」を借りてはうんうん、ほむらの気持ちもわかるんや、魔女にでも悪魔にでもなる気持ちはわかるでしかし。こんな感じで半分以上は寝込んで過ごした記憶があります。

 9月に入って、レ・ロマネスクが福岡ツアーに来ました。自分がおそらく一番リスペクトするミュージシャンです。マキシシングルのツアー、タイトルは「祝っていた」。これがそうやって呪いの淵に居た自分に実にフィットネス&ハッピネス。壁にルージュでアイウォンチューですよ。

 いやー、ライブ観てから、気がついたらこの歌を歌うようにしました。
 救われない話や境遇ってあるけど人生って可笑しいよね、ははは、って光景。
 呪いが笑いに浄化される実感。言霊っていうものがあるとすれば、まさにこれだよなー、と。

 間に入った派遣会社には、問題のある社員が居ると認められたという話を聞きました。
 これはさぞ彼、こってりと絞られたかな。呪いを募らせているんだろうな。そんなだからこそ周りに当り散らし怒鳴り散らし、見放される人生送ってたんだっけな、あの人。

 こっそりと前の会社の人から情報を得たところ、予想通り相も変わらずだと言う返事。
 だけど「あ、でもそちらの愚痴は言わなくなりましたよ」と。はて?
 最近新聞をチェックしていたら、あの会社にとって大打撃になるあるニュースが。
 うわあ、こっから先どうすんだこれ、な話。
 実際社名で検索したら大変なことになっていた。

 ・・・ぼくは呪ってはいませんよ。自分の募らせた呪いに気がついたら何かを祝っていこうと思っております。
 そういう歌をもう10年近くリスペクトしているレ・ロマネスクが作ったのは本当に感慨深い。そして自分もそういう歌を作らなきゃなあ、と改めて思った次第。