誰の所為でもない
嫁がちょっと入院することになった。
まあ、例の病気の再発という話だけれど。病状はまったく深刻というわけではなく、かといって看過できるものでもなくといったところ。早期発見、といった類のもの。
なのだけど、実は丁度嫁は職業訓練に合格していて、今月から通い始めたばかりだった。
給付金なんてのも出るから、これで恩返しもできるなあ、と張り切っていた。
友達も早速出来たようだった、その矢先だった。
あまりの皮肉な出来事に、嫁も自分も大泣きした。
漫画的な表現じゃなくて本当にだ。大人の大泣きなんてみっともなくてありゃしない。
でも、そうするしかないくらい、この憤りをどこにぶつければいいという気分になった。
何かの所為に出来たらどれだけ幸せだろうか。
***
明日入院。
今日は、きわめて普通に休日を過ごした。
楽観視はするなと強い口調で主治医に言われてしまった。
悲しんでも居られない。2年ぶりに家事もしなくては。すぐ帰ってくるだろうし家も掃除しなくては。大変だ。
(※写真は錦帯橋行ったときの嫁。実はこないだの岩国の日は検診結果が思わしくなくて、家に一人にするのが気が引けて連れて行ったのでした。)