ヨコチンロックフェスティバル出演
いやー、念願かなった。
宇宙サービスというバンドでラウンジサウンズに出だした頃、このフェスには力量不足とはわかっていた。背伸びした言動を意識的にしたりして自分たちを鼓舞したが、やはり限界点はいっぱい見えた。
結婚で1年近く休止して、もう一度自分たちに対して真摯にやろう、背伸びとかせずに、純粋に自分たちを高めようと考えた結果がこのオファーを勝ち得た結果だと思うのだ。
もちろん、中途半端に山を登ってしまった感はあるけれど、そこですっぱり降りるかまだ登ろうと考えるかはのんびり考えます。だって、まだ面白いもの。
そう、面白いんです。トラックメーカーにTamakioという新メンバーが加わりました。
直前の練習で風原と俺と彼とで水族館向けの練習をやったところ、風原も俺も興奮気味に「スゲエや!!バンドやってるよ俺たち!!やっぱバンドって面白いよ!!」・・・ちょっと待て、宇宙サービス7年の歴史の半分以上はバンドじゃなかったんか!!
で、出られたとなったところで不思議なもので、舞い上がることもなく普通に
「あー、いつもの感じでがんばるか」
って感じで気負ってなかった・・・はずだったんだけど、やっぱ直前は緊張した。
(セットリスト)
1 (てっちゃんダンスタイム)
2 TVO
3 俺の半減期は35年
4 ニートかぞえうた
5 藤田のオッサンのうた(VOTTONSカバー)
6 25%削減のうた
前日Tamakioくんとうちで二人で打ち込み作業。これがスゲー面白い。宅録・安い機材使い倒し・ミニマル志向で自分の苦手な分野をカバーできるという稀有な人材。2,3は彼作成トラックです。半減期アレンジかっこよかった。やっぱガバは要所で出すと映えるな!!
「俺の半減期」、この言葉の生みの親の人が絶賛してくれた。感謝雨あられ。
てっちゃんはわざわざアニカラ関連からオタ芸打ちを招聘!!アホのように眺めてしまった。
てっちゃんは実際こういった人の招聘や自腹で買ってくれてるサイリウムなど、スゲー見えないところでがんばってくれている。本当にありがとう。
「藤田のオッサン」カバーは気合入れて作りました。Tamakioくんに負けられないつもりで打ち込んでいたら、あの曲の終わり際の美しい展開が出来ました。「泣けた」って声があったけど、それ凄くわかる。打ち込んで聴きながら何か泣けたもの。
25%削減からカシナポ乱入の流れ。実は一ヶ月前から入念に打ち合わせをしていた。
Kからメールが最初に届いてもう「そのまま行きましょう」!!
4月の宇宙サービスで「再度ステージまたぎのヒキ」が美味しいのに味しめたんだけど(苦笑)、引きっぽさがいまいち出なかった。みんな気付いてたかな。
しらたまちゃんには「上手くはけてください、カシナポの餌食になります」と伝えてた(苦笑)。
終わったあと風原が、今日のライブの冷静な報告をしてくれた。
宇宙サービスは、俺達二人の友情と空気感が全てだと思っている。彼が言うには最高だったといっていた。きっとそうなのだろうと確信が持てる。友人の結婚式とダブルブッキングだった風原、ありがとう。
とりあえずメンバーにありがとうを言ったところで、楽しんでいただけた方々にもありがとう!!
しかし、そんな思い入れのあるチンロックが終わって
「まあ次のライブもあるし浮かれてられんな」
とか思っていたりして、やっぱそんな意識持たなきゃチンロックには呼ばれんのかもと思う。うーん、大変だ、バンドごとは。