てっちゃんのジャガイモ
昨日「たまを歌う夜」の打ち合わせと軽い練習のため、てっちゃんがうちに来た。
昔ネットラジオをやっていた頃。てっちゃんといえば
「表稼業でカップヌードルカレーのジャガイモを作っている人」
として評判だった。
低温度の油でジャガイモをゆっくり揚げて、水分を飛ばす。
気の遠くなる地道な作業の末に生まれていると聞く。
彼はたまに工場で余った(破棄処分かな?)ジャガイモを持参してきた。
スナック菓子2袋分くらいの重量に小分けされたビニール袋いっぱいのそれ。
このジャガイモ、単体で食うと妙に癖になる。
特にクレイジーソルトをまぶしたときは最高だった。
しかしすぐ食い飽きる。
・・・さて昨日のてっちゃん、持参したのは、乾燥海苔くらいの小袋何個か。
「いやあ、うちの社長が銭儲けに目覚めたらしくって、(ある観光名所が入ります)でバンバン売ってるらしいっすよ!!」
「・・・中身、あのジャガイモ?」
「ですよ、あのジャガイモです」
パッケージを見ると確かに(とある観光名所)の塩を使っている旨が明記されている。
袋を開けると、てっちゃんが持って来るいつもの乾燥ポテトの、ちょっと上品な味がした。
量も食い飽きる前に無くなる位しか入ってない。
さっきパッケージを見たら、もろにてっちゃんの会社と思しき名前が入っていたので(とある観光名所)と伏せさせていただきました。九州のどこかに旅行に行くと、てっちゃんのジャガイモが食べられるかもしれません。