JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

「黒歴史」をあざ笑う貧相

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 もう、いたるところでこの話題。

 「多くの人の黒歴史が闇に葬られたよ!!」
 「ハッハー、たくさんの人の若気の至りが消えてせいせいしたろうて!!」
 こんな台詞を吐く人、決まって30代以上な気がします。

 いや、ネットの書き込みとかHPとか、予想外に爪あとがどっかしらに残ってるんですよ。
 先日QMAで、九州沖縄検定があるからと、九州の難読地名をまとめた匿名掲示板のスレを見つけて「こんなん見つけたよ!!」とつぶやきにURL貼ってた子がいたんですけど、その7年前くらいのスレ、確か自分書き込んだ。
 ・・・そう、残っていやがるんだ!!

 我々の下の世代、そういうものは「残るもの」という前提で歩んでいる世代がそこにいるのです。
 安易なリセットなぞ意味は為さない。「黒歴史」なんて言葉で、リセットしたつもりの過去の自分をあざ笑うという我々30代の価値観など、鼻で笑われているのかもしれない。

 そういや自分って、過去日記とかHPにずーっと残してるんだよね。mixiでまとめた内容とか。
 昔のを読んだらそりゃあ発狂しそうになるけど、自分だししょうがないよな。
 肥大した自我の死屍累々がいっぱい詰まっていて、読み返すたびに寒気が走る。だが、積み上げる手をやめてしまえば、全てが途端にガラクタの山と化してしまう。その手を止める気は今のところなく、おそらくはしばらく続くことでしょう。それは相当の、覚悟が要る作業だ。
 黒歴史を笑う貧相な心の持ち主の方には悪いのだけれど、いつぞやからそんな覚悟を腹に据えて書き連ねるようにした。つか、そんな覚悟がなきゃ、宇宙サービスなんてアホバンドをこの歳まで続けんわい。

 結婚ですら訪れなかったネット上のリセット。あ、実はリアルではかなり・・・(以下、貧相な話題になるので割愛・苦笑)