ハズレの一日
あまりに地味かつ、へヴィな文芸設定。
結局、この話で一番許せないワルというのは、回想で殺されたオヤジであるという。その負の連鎖が渦をなして、どこまでもどこまでもやりきれなく展開、どんでん返しではさらに救いのないオチが。「親の因果が子に報い」。そう思わないとやってられない、被害者の救いようのなさ。
あれ?これ仕業人の再放送か?いや助け人後半?
こんな話が平成の世の必殺で見られるとはなあ。
怪物親もエリマキトカゲも江戸のピラミッドも、本来はこんな必殺の谷間に咲いてこそ。
涼次は開始前からどうもジャニーズ、TOKIOっていうことで「若いお兄さん」ポジションという先入観があってなあ。如月と絡むと、絶妙の30前後臭がしていい塩梅になるんだな。ああこいつ、そういうキャラと思ってみればいいのねってことに5月くらいからようやく気付く。いや、中の人も最近そこに気付いたんじゃないか?ってくらい。
匳はアレだ、必殺2010も当然のごとく登場だろ、もう。
三番筋を如月に教えた件でいらだつ小五郎、あれは最終回への伏線フラグかねえ。ここまで真っ向勝負の今作、しかも仕切りなおしの最終回だからなあ。あらゆるところで想像を張り巡らせておかないと、ぶったまげさせられそうだ。
出かけた成果がろくにない日の帰宅は辛い。
こういう日に限って、家に帰ると面白いテレビがあったりする。
イロモネアを観ていた。
ピンモネアで、最後の挑戦者・設楽の「謝罪会見」。4人まで大爆笑、あの最後の、一人だけ笑わなかった観覧者。
あの場面でその人は、放心したような顔をしていた。
憶測だけれど、その人はあの超難易度の「記者会見」で会場が沸いてる奇跡の現場に立ち会ったことに見とれていたんじゃないかと思う。
よりにもよってそういうのに当たるような不運、その真逆の僥倖、本当はどっちもあったんだけど、今日は不運ばかりが胸に残る日だったなあ。
デジカメの操作、ルート選択、今日はことごとく凶と出た。曇り空もあるけどことごとく白焼け。ノーパソ持っていって、確認すべきだねー。
非常に珍しい「上下線」。
道に迷って出た道で発見した。
迷ったおかげで、冒頭に出たビーグル38の一回目を観損ねた。そっちのほうが胸に残る、今日はそんな日だった。