JIMA-DON

ニシジマオさん(自称日曜音楽家)の日常と散文駄文

大耳行ってきた

TBS『キングオブコント』が大コケした3つの理由
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=633983&media_id=53

 確かにこれ、面白くなかったなー。
 ドンの字がこの手の番組好きだから、一緒に見ていたんだけれど。

 まず司会がなあ。
 最近のダウンタウンの斜に構え方って、明らかに怒気がこっちに伝わってきてて本当に笑えない。会社内いじめで憂さを晴らす管理職サラリーマンのようなやさぐれ感にも通じるというかなあ。
 もし単純に舞台裏その他もろもろに怒りながら出てたとしても、あれはちょっと。松ちゃんの「吉本の恣意的な・・・」というギャグに会場マジ引きな雰囲気が伝わってきて、失敗はあそこから約束されてたもんなあ。

 気がついたのが、一部に明確にオチをつけてないコントがいくつかあったこと。あれはなに?芸はよくアクロバット芸にたとえられるけれど、骨折するような角度でも、ちゃんと地面に足をつけて着陸すんのが務めじゃないのかねえ。
 オチまできちっと着地してたバッファロー吾郎、本当に面白かったしなあ。

 コントとか漫才とか、お笑い芸のカテゴリーを細分化すること自体がばかばかしいという気もせんでもない。
 もう今の時代、好きなものを好きという時代じゃないというのがこの手の日記コメントでわかるしねえ。「えーっ、お前こんなの好きなの?」と嗜好を否定されて傷つかないように「とりあえず全部面白くない」もしくは「お笑い全部大好き」と表明しておかないとやばい世代を相手にしてるわけじゃない。ネットの相互監視にどっぷり浸かった世代の価値観は、そこから先に脱却することをいつまでも許さないものよね。
 コントと限定してしまったがゆえに、明らかになんかやってることがどれも似たり寄ったりだったというかなんというか。あれじゃ、「観たけど最近のお笑い全部つまらん」とひっくるめられても仕方ないわ、うん。

 でも天竺鼠は好きでした。10人中5人が拒絶反応、3人が熱狂的に笑うような芸風だったし。でも、あれは漫才だと思う。好きだけど。あとで最寄り駅くらいでしばかれたい。

 そうそう審査方法がどうたらという話に触れないのは、途中で飽きて観なかったからだったり。なんとなく、最終審査方法に嫌な予感がしたんだよなー。

 いつもの大耳。
 大耳っていうのはインプロビゼーションやったり音楽演奏したりセッションする場所でございます(たまには説明)。

 今日の大耳は、ジャズのリフで入られちゃってコーラスを入れる状況じゃなくなり、ままよと思って勝手に即興劇を仕掛けたのですが、
 「うわ、俺スゲエことしちゃったけどめっちゃくちゃ恥ずかしい」
 的な改心の出来になっちゃって。これをどんな風に恥ずかしいのか、全くの部外者でなおかつガンダム知識が豊富な人に説明するとなると。
 富野監督が?ガンダムDVDの帯に書いた「この作品は見られたものではないので買ってはいけません!!」みたいな感じか。

 これはでも、映像で観たらボロがいっぱい出そうでやっぱ見たくない。でもしばらくしたらたぶん公開されるんだよなあ、あそこの演目。うわあ、自分は嫌だなあ、ゲラゲラ。あくまでアドリブでやってることを前提に見たらそれなりに面白いだろうけど、ボキャブラリーが詰まっちゃったとこは不満。また真面目に通うべきか。

 しかしここんとこふさぎ込んでいただけに、こういう「俺ってスゲエ」的な瞬間がないと人間は腐るなあと身をもって思った。その瞬間が、こういう表現活動の場だったことに安堵する。恥さえ捨てれば不健全な「俺ってスゲエ」なんていくらでも安く簡単に出来る世の中だから、尚更。


 そうそう、QMAの昇格試験は厭戦モード中。
 開発者監禁して、プレイさせたいね。
 とかいいつつ一日一回は不思議と2回くらい1位通過な回があるから不思議。


 帰りがけにコンビニでバキを読んだ。
 小学校の頃にヒーロー物のストーリー漫画をノートの隅っこに描きながら妄想中、どうしょうもなく敵を強くしすぎて風呂敷たたむのに困って結局放置した思い出が頭をよぎるような、困った漫画になっちゃったなあ。
 しかもこの感情催したの、通算2度目。